
過去に行ったチャート分析の記事を再編集して、まとめた記事となります。
よって少し古いチャートを利用した分析記事となりますが、考え方は参考になると思います。
内容としては、2020/12/03のEUR/GBP(ユーロポンド)において、ダブルボトムからのエントリーで利益の取れそうなポイントに関してです。
チャート分析をしてみたいと思います。
4時間足分析

EUR/GBP(ユーロポンド)の4時間足となります。
黄色線の所ですが、ダブルボトムを形成しているように見えます。
ダブルボトムはその後に上昇を示唆するチャートパターンであり長期足で出たこと、底値圏で出たことなどから信頼が高いものと思われます。
よってエントリーポイントを探していきたい所ですが、注目するのは水平線で示したネックラインを突破後の赤丸部分です。

先ほどと同じくEURGBP(ユーロポンド)の4時間足となりますが、先ほどの赤丸ポイントを拡大してみました。
まず水平線を上抜けしたため、ここでエントリーする方もいるかとは思いますが、自分の場合は一度押し目を待つため黄色丸辺りが「買い」エントリーの候補となります。
この場所は水平線と移動平均線の両方にきれいに反応しているように見えるポイントから、再上昇した場所であるためエントリーをしていたと思います。
その際に損切りポイントは押し目のローソク足の下にしていたと思いますので、青線付近に設定となります。
そうしますと今回のケースでは、ピンク丸で下ヒゲが出ていることから、残念ながら損切りになっていたと思われます。
今回のように自分がエントリーした後に一度ヒゲで駆られて、その後に思惑の方向へ行くということはよくあると思われます。
何か対策はないのでしょうか?考えてみます。
まず優位性のある所でエントリーをしても、必ず思惑の方へ行くということはありません。
よって損切り位置をきちんと守るということが大事です。
そして様子をうかがい、もう一度エントリーをするということが考えられます。
今回の場合ですと青丸部分です。
この青丸部分でのエントリーを行った場合、押し目の部分が上昇フラッグのようになっていることから、その後の上昇が期待できるポイントです。
移動平均線も上抜けしたことから、よいポイントだと思います。
ただ一度、損切りをしているためにリスクリワードを考えると多くの利益を確保しないといけません。
今回のケースで他のパターンはなかったのでしょうか?さらに分析してみます。
5分足分析

EUR/GBP(ユーロポンド)の5分足です。
先ほど4時間足の黄緑丸をした押し目の部分が、上記チャートの黄緑丸ぶぶんとなります。
これを見ますと、黄色線で示したように水平線付近でダブルボトムを形成しているように見えます。
水平線付近でのダブルボトムのため反転が期待できるかもしれません。
ただ短期足でのチャートパターンのため信頼性が低くなる可能性もあります。
よってしっかりと押し目を待ちたい所ですが、ねらい目は赤丸とピンク丸になるかと思います。
普通は青線で示したネックラインを上抜けして、押し目を形成したピンク丸辺りのエントリーが良いかと思います。
ですが今回の場合、ダブルボトムのような感じになった後に移動平均線にきれいに乗っている赤丸辺りのエントリーもできそうです。
赤丸かピンク丸のどちらかでエントリーをして、ターゲットは直近高値付近くらいをねらいます。
青丸辺りで良いかと思います。
今回のケースでは5分足のエントリーポイントを見つけることが出来れば、4時間足エントリーで損切りをしなくて済んだという結果でした。
ただ、損切りを毎回、回避するのは無理だと思います。
損小利大を心掛ければ、少しの損切りなんて怖くありません。
そのために損切り位置はしっかりと守るようにしましょう。
まとめ
今回は、過去のEUR/GBP(ユーロポンド)のチャートを使って、ダブルボトムという形から利益を狙う方法を考えました。
4時間足では、ダブルボトムができた後にネックラインを突破。押し目を待ってエントリーするのがポイントですが、今回は一度損切りに。そこで、もう一度チャンスを探してエントリーし直すことが大事になります。
5分足では、短い時間のチャートでもダブルボトムが確認でき、より良いエントリーポイントを見つけることができました。損切りは避けられないけれど、リスク管理をしっかりすれば利益につなげることができます!
なお、ダブルボトムからのエントリーポイントを分析した別記事もありますので、そちらも参考にしてください。
コメント