
FXでは、エントリーする場所だけでなく「どこで利益を確定するか」も悩みやすいところです。
含み益が出てくると、
「ここで利確した方がいいのか」
「まだ伸びそうだから、もう少し待った方がいいのか」
と迷います。
早く利確したあとに価格がさらに伸びれば「もう少し持っていればよかった」と思いますし、利益を伸ばそうとして含み益が減れば「あのとき決済しておけばよかった」と思ってしまいます。
完成したチャートを後から見れば、
「ここが一番いい利確ポイントだった」
と言えます。
しかし、リアルタイムではその先の値動きは分かりません。
だから私は、利益が出てから利確場所を探すのではなく、できるだけエントリーする前に出口を考えておくことが大切だと思っています。
この記事では、
- 直近の高値・安値
- サポート・レジスタンス
- フィボナッチ・エキスパンション
- チャートパターン
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 一定pips・一定時間
- トレーリングストップ
- 分割利確
などを使った利益確定の考え方を紹介します。
最後に「結局どれを使えばいいのか」までまとめますので、利確で迷うことが多い方は参考にしてください。
- 結論|利確は「利益が出てから」ではなくエントリー前に考える
- FXの利確が難しいのは「正解」が後にならないと分からないから
- 利確方法① 直近の高値・安値を目安にする
- 利確方法② サポート・レジスタンスを目安にする
- 利確方法③ フィボナッチ・エキスパンションを使う
- 利確方法④ チャートパターンの値幅を目安にする
- 利確方法⑤ 移動平均線を使う
- 利確方法⑥ ボリンジャーバンドを使う
- 利確方法⑦ 一定pips・一定時間で決済する
- 利確方法⑧ トレーリングストップを使う
- 全部決済せず「分割利確」という方法もある
- 結局、どの利確方法を使えばいい?
- 私なら利確をこう決める
- 【PR】複数時間足を見ながら利確候補を確認するならFXTFのMT4
- 利確でやらない方がいいこと
- よくある質問
- まとめ|利益が出てから考えるのではなく、先に出口を決める
結論|利確は「利益が出てから」ではなくエントリー前に考える
最初に、この記事で一番伝えたいことからお話しします。
私は、
エントリーする
↓
含み益が出る
↓
どこで利確するか考える
という順番より、
損切り候補を決める
↓
利確候補を決める
↓
リスクと狙える利益を確認する
↓
条件が合えばエントリーする
という順番の方が迷いにくいと思っています。
例えば買いを考えていて、
- 損切り候補まで20pips
- 無理なく狙えそうな利確候補まで10pips
だったとします。
この場合は、
「10pips取れそうだから買う」
だけではなく、
20pipsの損失リスクを取って10pipsを狙うトレードでよいのか
まで考えたいところです。
もちろん、利確10pips・損切り20pipsだから必ず悪いトレードという意味ではありません。
勝率が高い手法なら、その条件でもトータルで利益が残る場合があります。
反対にリスクリワードを1:2に設定していても、ほとんど利確に届かないなら意味がありません。
大切なのは数字を機械的に合わせることではなく、自分の手法の勝率やエントリー条件も含めて考えることです。
ただ、初心者のうちは「利益が出そうだから入る」だけではなく、
いくら失う可能性があり、どこまで利益を狙っているのか
をエントリー前に確認する習慣をつけておくとよいと思います。
利確と損切りは別々ではなく、セットで考える必要があります。「どこまで逆行したら自分のシナリオが崩れたと判断するのか」については、「FX損切りラインの決め方」で詳しく解説しています。

FXの利確が難しいのは「正解」が後にならないと分からないから
なぜ利確は難しいのでしょうか。
一番大きな理由は、
その時点では、これからどこまで価格が動くのか分からない
からです。
例えば30pipsの含み益が出ていたとします。
ここで利確すれば30pipsの利益です。
ところが、その後さらに100pips伸びれば、
「利確するのが早かった」
と感じます。
反対に100pipsを狙って保有し続け、価格が反転して5pipsしか利益が残らなければ、
「30pipsで利確しておけばよかった」
と思うでしょう。
でもこれは、結果を知った後だから言えることです。
リアルタイムでは、
30pipsで終わるのか。
100pipsまで伸びるのか。
そこから反転するのか。
誰にも分かりません。
そのため私は、
天井や底で完璧に利確しようとしすぎない
ことも大切だと思っています。
「あと50pips取れた」という結果ではなく、
自分が事前に決めた根拠のある場所で利確できたか
を見る方が、次のトレードにもつながります。
利確方法① 直近の高値・安値を目安にする
最初に覚えるなら、私はこの方法が一番分かりやすいと思います。
買いポジションなら直近高値。
売りポジションなら直近安値。
を利確候補にする方法です。

※画像説明→赤線で引いた上値抵抗線を下抜けしたため、赤丸あたりで「売りエントリー」をした場面。利確の目安は直近安値でローソク足実体部分である青線付近、もしくはヒゲを考慮した黄色線付近を想定、もしくはボリンジャーバンド-2σにふれたピンク丸あたりを目安とします。
画像のように売りポジションを持っていた場合に、
「どこまで下がるだろう」
と考える前に、まず左側のチャートを見ます。
すると、過去に価格が止まった安値があります。
以前買いが入った場所なら、再び価格が反応する可能性があります。
そこで、
直近安値付近、または少し手前
を利確候補にします。
買いの場合は逆で、直近高値が候補です。
高値・安値の少し手前で利確する方法もある
利確でよくあるのが、
「あと数pipsで目標だったのに届かず反転した」
というケースです。
そのため、直近高値が100円だったからといって、必ず100円ちょうどまで待つ必要はありません。
利益を確保することを優先するなら、
直近高値・安値の少し手前
で決済する方法もあります。
一方、値幅をできるだけ取りたいのであれば、ヒゲ付近まで待つ考え方もあります。
どちらが絶対に正しいわけではありません。
重要なのは、その場になって毎回変えるのではなく、自分がどちらを基準にするのか決めておくことです。
利確方法② サポート・レジスタンスを目安にする
次に確認したいのが、サポート・レジスタンスです。
特に私は、エントリーした時間足だけではなく、4時間足や日足など一つ上の時間足も確認します。
例えば1時間足を見ると、
「まだまだ下がりそうだ」
と感じていたとします。
ところが4時間足を見ると、すぐ下に何度も価格が反発している水平線がある。
この場合、その水平線は利確候補になります。

※画像説明→赤の縦線より右は、まだ到来していないものとして左側からのみで今後を予想する場面です。
画像の赤い水平線付近を見ると、過去にも価格が反応しています。
だからといって、
「ここに来れば必ず反転する」
という意味ではありません。
それでも、
再び売買がぶつかる可能性がある場所
として意識する価値はあります。
短期足だけを見て利益を伸ばそうとすると、大きな時間足の節目を見落とすことがあります。
私は利確を考えるときも、一度上位足を見る方が分かりやすいと思っています。
上位足を使って相場全体の方向や重要な価格帯を確認する方法については、「FXで相場の方向感を見極める方法」で詳しく解説しています。

利確方法③ フィボナッチ・エキスパンションを使う
直近高値・安値を更新し、
「その先の利確目標をどこにすればいいのか分からない」
という場合に利用できるのが、フィボナッチ・エキスパンションです。

※画像説明→青丸と赤丸2点を基準にフィボナッチ・エキスパンションを使用した図です。ただ青丸の起点は人により様々です。黄色丸を使用する場合もあり、正解はありません。
フィボナッチ・エキスパンションでは、
トレンドの起点
↓
高値または安値
↓
押し・戻り
という3点を基準に、トレンド方向の値幅目標を考えます。
直近高値・安値を突破し、次の明確な水平線が見つけにくい場合には、利確候補を考える材料の一つになります。
ただし、注意点があります。
フィボナッチは、
どこを起点にするか
によって表示される価格が変わります。
同じチャートを見ても、人によって選ぶ高値・安値が違えば、目標値も変わります。
そのため私は、
フィボナッチの数値だけで利確を決めない
方がよいと思っています。
例えば、
- 過去の高値・安値
- 水平線
- チャートパターン
- 上位足の節目
などとフィボナッチの価格が重なっているかを確認します。
フィボナッチの基本的な引き方については、「フィボナッチ・リトレースメントの正しい引き方」で詳しく解説しています。

利確方法④ チャートパターンの値幅を目安にする
ダブルトップや三尊、ペナントなどのチャートパターンが出ている場合は、パターンの大きさから利確候補を考える方法もあります。
例えばダブルトップなら、
高値からネックラインまでの値幅。
その値幅を、ネックラインを割った地点から下方向へ当てはめる方法です。
ただし、この記事で一つひとつのチャートパターンまで説明すると長くなりすぎます。
チャートパターンが出た場合の利益確定については、別の記事でまとめています。
ダブルトップ・ダブルボトム・三尊・ペナントなど、チャートパターンごとの利確目標については、「チャートパターンが出た時の利益確定タイミング」で実例を使って解説しています。

利確方法⑤ 移動平均線を使う
トレンドに乗って利益を伸ばしたい場合は、移動平均線を利確判断に利用する方法もあります。
例えば上昇トレンドで買いポジションを持っているとします。
価格が移動平均線より上にあり、高値と安値も切り上げている。
この間は、そのまま保有します。
ところが、
- ローソク足がMAを明確に下回る
- MAの傾きが緩やかになる
- 高値の更新が止まる
といった変化が出てきた場合、
「上昇の勢いが弱くなってきたかもしれない」
と考え、利確を検討します。
以前の記事では、
「デッドクロス・ゴールデンクロスまで待つ」
という方法を中心に説明していました。
もちろん、それをルールにする方法もあります。
ただし、クロスを待っている間に含み益がかなり減ることもあります。
そのため私は、
MAクロスだけではなく、ローソク足、高値・安値、MAの傾きも一緒に見る
方が使いやすいと思っています。
また、重要なのがどの移動平均線を使うのかをあらかじめ決めておくことです。
5期間MAでは利確になる。
20期間MAならまだ保有。
75期間MAならさらに遠い。
これでは、その場で都合のいいMAを選べてしまいます。
例えば、
「利確判断には20期間MAを使う」
など、自分が見るMAを先に決めておいた方が検証もしやすくなります。
利確方法⑥ ボリンジャーバンドを使う
ボリンジャーバンドも、利確候補を考える方法の一つです。
例えば、
買いポジションなら上側の+2σ付近。
売りポジションなら下側の-2σ付近。
を候補にする方法があります。
ただし、
「+2σに触れたから必ず下落する」
「-2σに触れたから必ず上昇する」
わけではありません。
強いトレンドでは、価格がバンドに沿ったまま動き続ける「バンドウォーク」になることがあります。
そのため、
レンジなのか、トレンドなのか
も確認する必要があります。
私は、ボリンジャーバンドだけで利確を決めるというより、
直近高値・安値や水平線と+2σ・-2σが近い
といった場合に、一つの材料として見る方が使いやすいと思っています。
ボリンジャーバンドは相場環境によって見方が変わります。バンドウォークなど基本的な使い方については、「ボリンジャーバンドの使い方」で詳しく解説しています。

利確方法⑦ 一定pips・一定時間で決済する
チャート上の価格帯ではなく、あらかじめ決めた数字や時間で決済する方法もあります。
一定pipsで利確する
例えば、
「20pips利益が出たら決済する」
と決めておきます。
この方法のメリットはシンプルなことです。
20pipsになれば利確するだけなので、
「まだ伸びそう」
「ここで利確した方がいいかな」
と悩む必要がありません。
一方で、大きなトレンドが発生して100pips伸びるような場面でも、20pipsで終わります。
以前の私は、この方法についてあまり肯定的に書いていませんでした。
しかし今は、
過去検証をしたうえで、そのルールがトータルで成立しているなら問題ない
と考えています。
一定pipsが悪いのではありません。
検証もせず、その場その場で数字を変える方が問題です。
一定時間で利確する
時間を決めて決済する方法もあります。
例えば、
- エントリーから一定時間
- NY市場終了前
- 日をまたぐ前
- その日のうち
などです。
特にデイトレードの場合、
「翌日には持ち越さない」
というルールを決める方法もあります。
これも自分のトレードスタイルによって使い分けます。
利確方法⑧ トレーリングストップを使う
「大きなトレンドが出たときは、できるだけ利益を伸ばしたい」
という場合に使えるのが、トレーリングストップです。
買いポジションなら、価格が上昇するにつれてストップ位置も引き上げます。
そして価格が反転し、そのラインまで戻ったところで決済します。
メリットは、
強いトレンドを長く追える可能性があること
です。
一方でデメリットもあります。
FXは一直線に上がり続けたり、下がり続けたりするわけではありません。
上昇途中でも一時的に大きく下がることがあります。
トレーリング幅が狭すぎれば、その一時的な押しで決済され、そのあと再び上昇することもあります。
だから、
トレーリングストップを設定すれば最高値付近で利確できる
というものではありません。
どの程度の値幅を許容するかが重要です。
全部決済せず「分割利確」という方法もある
「利確した後にさらに伸びるのが嫌だ」
「でも、全部持ち続けて利益がなくなるのも嫌だ」
という場合には、分割利確という方法があります。
例えば2Lot買っていたとします。
直近高値まで上昇したら、
1Lot → 直近高値付近で利確
残り1Lot → あらかじめ決めたルールで伸ばす
という方法です。
残りのポジションについては、
- 移動平均線を割るまで
- 高値・安値の更新が止まるまで
- トレーリングストップにかかるまで
- 次の水平線まで
など、あらかじめルールを決めます。
ここでも、
「トレンドが続く限り何となく持つ」
にはしない方がよいと思います。
分割利確の良いところは、
利益を一部確保しながら、その後の値動きにも参加できる
ことです。
もちろん、分割利確が必ず一括決済より優れているわけではありません。
ポジション管理も少し複雑になります。
自分の手法に合うかを確認して利用します。
結局、どの利確方法を使えばいい?
ここまでいろいろ紹介しました。
すると、
「結局どれを使えばいいの?」
と思うかもしれません。
初心者の方なら、私は最初から全部使う必要はないと思っています。
まずは、
① 直近高値・安値
② 上位足のサポート・レジスタンス
③ 損切り幅とのバランス
この3つから始めると分かりやすいです。
そのうえで、自分のトレードスタイルに合わせます。
| トレードスタイル・手法 | 利確方法の一例 |
|---|---|
| 初心者 | 直近高値・安値、水平線 |
| デイトレード | 直近高安、水平線、時間 |
| トレンドフォロー | MA、トレーリング |
| チャートパターン | パターンの値幅 |
| スイング | 上位足の水平線、フィボナッチ、分割利確 |
重要なのは、
毎回その場で都合のいい方法に変えないこと
です。
含み益が減ってきたから急に10pips固定。
大きく伸びそうだから今日はフィボナッチ。
利益が減るのが嫌だから次はMA。
このように毎回基準を変えていると、どの方法が自分に合っているのか検証できません。
まずは一つか二つ決めて、過去チャートも含めて試してみる方がよいと思います。
私なら利確をこう決める
ここまで多くの方法を紹介しましたが、私なら最初から全部は使いません。
まず確認するのは、
損切り場所です。
「ここまで逆行したら、自分が考えたシナリオは崩れる」
という場所を決めます。
次に、
直近高値・安値、上位足の水平線
を確認します。
そこで、
「無理なく狙えそうな利確候補まで何pipsあるのか」
を見ます。
例えば、
損切り候補まで20pips。
利確候補まで10pips。
この状態なら、
「本当にここで入る必要があるだろうか」
と一度考えます。
一方で、
損切り候補まで10pips。
明確な利確候補まで20~30pips。
このような場面なら、先ほどより検討しやすくなります。
もちろん、リスクリワードだけでエントリーするわけではありません。
相場の方向やエントリー根拠も必要です。
そして利確候補まで価格が来たとき、強いトレンドが続いているなら、
一部を利確し、残りを事前に決めたルールで伸ばす
方法も考えます。
私が意識したいのは、
最高値や最安値で利確することではありません。
その時点で確認できるチャートを見て、
「ここなら利益を確定しても納得できる」
という場所を先に決めておくことです。
後から完成したチャートを見れば、
「もっと取れた」
と思うことはいくらでもあります。
でも、相場の値動きを全部取る必要はありません。
【PR】複数時間足を見ながら利確候補を確認するならFXTFのMT4
今回紹介した利確方法では、
- 上位足の水平線
- 直近高値・安値
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- フィボナッチ
などを確認します。
そのため、一つの時間足だけではなく、複数時間足を切り替えて確認できるチャート環境があると便利です。
FXTFのMT4では、PC版で1分足・5分足・15分足・30分足・1時間足・4時間足・日足・週足・月足の9段階を切り替えられます。
例えば1時間足でトレードしている場合でも、
「4時間足では次の抵抗帯がどこにあるのか」
を確認して、利確候補を考えることができます。
※サービス内容や取引条件は変更される可能性があります。最新情報はFXTF公式サイトで確認してください。
利確でやらない方がいいこと
利確ルールを決めていても、実際に含み益が出ると気持ちが変わることがあります。
ここでは、私が注意したいと思っている点をまとめます。
含み益を見て毎回ルールを変える
最初は30pipsを利確目標にしていた。
ところが10pipsの含み益が出ると、
「なくなるのが怖い」
と思って決済する。
これを毎回繰り返すと、事前に決めた手法とは違うものになります。
根拠なく「まだ伸びる」と粘る
反対に、本来の利確候補まで来ているのに、
「今日は勢いがあるからもっと伸びるはず」
と持ち続けることもあります。
伸ばすのであれば、
「次の水平線まで」
「MAを割るまで」
など、理由を決めておいた方がよいでしょう。
損失だけ予定より広げ、利益だけ予定より早く確定する
例えば、
損切り20pips。
利確20pips。
と決めていたとします。
ところが含み損になると、
「そのうち戻るだろう」
と損切りを40pipsまで広げる。
反対に5pipsの利益が出ると、
「利益がなくなったら嫌だ」
とすぐ利確する。
問題なのはリスクリワードの数字そのものではありません。
負けているときだけルールを緩め、利益が出ているときだけルールを厳しくしてしまうこと
です。
毎回違う利確方法を使う
今日は水平線。
明日はフィボナッチ。
次はボリンジャーバンド。
それぞれを相場状況に応じて使い分けること自体は問題ありません。
ただし、その場の気分だけで変えてしまうと検証が難しくなります。
「自分は何を基準に利確するのか」
をある程度決めておくことが大切です。
よくある質問
FXの利確は何pipsがおすすめですか?
一律に「10pips」「20pips」と決めることはできません。
通貨ペア、時間足、ボラティリティ、損切りまでの距離によって変わります。
私はpipsだけを先に決めるより、
どこに高値・安値や水平線があり、そこまで何pipsあるのか
を確認してから考える方が分かりやすいと思います。
利確と損切りはどちらを先に決めますか?
私は両方をエントリー前に確認します。
まず、
「ここまで逆行したらシナリオが崩れる」
という損切り候補。
次に、
「どこまでなら無理なく狙えそうか」
という利確候補です。
その2つを比較したうえで、エントリー自体をするか判断します。
利確したあとさらに伸びたら失敗ですか?
失敗とは限りません。
事前に決めた根拠のある場所で利益を確定できているのであれば、ルール通りのトレードです。
利確した後にさらに価格が伸びることは避けられません。
どうしても残りの値動きも狙いたい場合は、分割利確を検討できます。
利益を伸ばそうとすると、いつも戻されます
毎回かなり戻されるのであれば、
「どこまで伸ばすのか」という終了条件が決まっているか
を確認してみてください。
「もっと伸びるかもしれない」だけでは出口がありません。
直近高値・安値、水平線、MA、トレーリングなど、何か一つ基準を作る方法があります。
リスクリワード1:2なら勝てますか?
1:2だから勝てるわけではありません。
損切り10pips、利確20pipsでも、利確へ到達する可能性が低い場面ばかりで入れば成績は安定しません。
反対にリスクリワードが1:1未満でも、高い勝率を維持できる手法なら成立する場合があります。
リスクリワードは、勝率やエントリー条件とセットで考える必要があります。
分割利確は何割ずつ行えばいいですか?
半分ずつは分かりやすい方法ですが、絶対ではありません。
50%を最初の目標。
残り50%を次の目標まで伸ばす方法もあれば、3分の1ずつ決済する方法もあります。
大切なのは、その場の気分で割合を変えず、自分のルールとして検証することです。
まとめ|利益が出てから考えるのではなく、先に出口を決める
FXの利確には、
「ここで利確すれば絶対に正解」
という場所はありません。
その後どこまで価格が動くのかは、リアルタイムでは分からないからです。
今回紹介したのは、
- 直近高値・安値
- サポート・レジスタンス
- フィボナッチ・エキスパンション
- チャートパターン
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 一定pips・一定時間
- トレーリングストップ
- 分割利確
といった方法です。
しかし、すべて使う必要はありません。
初心者であれば、まず、
直近高値・安値
+
上位足の水平線
+
損切りまでの距離
から考えてみるだけでも、利確場所はかなり整理できます。
そして一番大切なのは、
利益が出てから出口を探さないこと。
エントリーする前に、
「間違っていたらどこで損切りするか」
「予想通りに動いたらどこで利益を確定するか」
を考えておきます。
条件が悪ければ、そもそもエントリーしない。
私は、この考え方が利確で迷う回数を減らすための一番シンプルな方法だと思っています。
利確した後に価格がさらに伸びても、それを全部取れなかったことを必要以上に後悔する必要はありません。
相場の底から天井まで全部取るのではなく、
自分が決めたルールに従って利益を残す。
まずはそこを目指す方が、トレードを振り返るときにも分かりやすくなると思います。
※本記事はFXの分析・学習方法について解説するものであり、利益を保証するものではありません。FXには元本を失うリスクがあります。実際の取引は、ご自身の判断と適切な資金管理のもとで行ってください。



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