
FXトレードを始めてみたが、どうしても自分で決めたルールを破ってしまい、結局大損をしてしまった。
そんな経験のある人いませんか?
恐らく多くの方が通る道だと思います。
では、どのようにすればルールを守れるようになるでしょうか?
今回はルールをいかにして守るか、について焦点を当て、FXでの勝利を掴み取りましょう!
FXでルールを守れないとはどのような状態か?
まずはFXにおいてルールを守れないとはどのような状態か?を細かく考えてみたいと思います。
これは自分であらかじめ決めていた事柄に従わずに、その時の感情で予定と異なるトレードをしてしまったということになります。
具体的に見ていきますと多いパターンが次の通りです。
損切り位置をずらしてしまう
ルールを守れないパターンで一番多いパターンがこれのような気がします。
例えば自分が「買い」を行い、まさかの下がってきた場合に元々決めていた損切り位置を、さらに下にずらしてしまうことです。
これをやってしまうと損切りにかかった時に大損をしてしまいます。
資金を減らしてしまった場合には、元に戻すだけでも大変です。
なぜなら減らしてしまった少ない金額から増やさなくていけないため、枚数を増やせないことが多くかなり苦労します。
よって、一度決めた損切り位置は、意地でも動かさない気持ちが必要となります。
予定していた損切り金額を変えてしまう
これは自分が決めた損切り位置までの距離から、もし損切りにかかった場合にどのくらいの損失なら許容できるかを考えてエントリーできていないことをいいます。
一般的には2%くらいを目安にすることが多いと思います。
つまり10万円持っていたら、一回の損切り金額を2000円で済むように枚数を調整して売買を行うことです。
人によっては1%~10%くらいまで様々でしょうが、これを守れないことが時折あるかと思います。
原因は様々でしょうが、計算がめんどくさくて適当な枚数にしてしまったとか、儲けたい気持ちが抑えられずに大きな金額で取引をしてしまった場合などです。
とにかくトレードがしたくてしょうがない
これも非常によくあるパターンです。
とにかく負けが多い人はパソコンの電源を入れてチャートを見始めたら、すぐにエントリーをしてしまうそうです。
そして1日のトレード回数が非常に多いという特徴もあります。
さらに1日中チャートが気になって、しょうがないという状態になります。
高レバレッジで勝負をしてしまう
日本のFX業者では現在の所、レバレッジは最高で25倍で取引できます。
さらに海外業者となると、レバレッジ1,000倍の業者も存在します。
儲けたい気持ちが強すぎると、高レバレッジを利用してギャンブルをやっているかのようになってしまうため注意が必要です。
株の信用取引の3倍程度でも大損した人は、多いと聞いています。
しっかりとトレード計画を立てた上での高レバレッジなら、良いかと思いますが、ギャンブル間隔でトレードをするのはおすすめできません。
検証をしない
初心者の内は、あまりやらないと思いますが、トレードを行った後の検証も大事な作業だと考えます。
よって、これをやらないことはルールを守れていないとしてみました。
結構めんどくさいために行わないのだと思います。
FXのルールを守るための5つの方法
トレードの計画を立てる
自分で決めたルールを守るためには、ルールを自体をきちんと決める必要があります。
そのためにはトレードを行う際に、現在の価格が○○円になった時に「買い」、「売り」を行う、ダメな時は○○円で損切りをする、枚数は何枚にする、どの時間足を見るかなど事前にあらゆるパターンを想定しておくことが良いです。
相場は波打って進むため「買い」を行ったとしても一方向に進むわけではありません。
上がったり下がったりを繰り返し、最終的に上がっていくという流れになります。
その一時的に下がる時に、「もうだめだ」と思ってしまわないように、想定外がないくらいに、あらゆるパターンを想定しておくと良いでしょう。
トレードの検証をする
トレード後にしっかりと検証をする癖も付けましょう。
エントリーをした位置、利益確定した位置、損切りをした位置、枚数、利用した水平線やどんなインジケーターを使ったかなど記録しておき、後で見返すことを繰り返すと自分の勝ちパターン、負けパターンがだんだんと分かってきます。
それにより、自分で決めたルールを守れていない時は、こういう時だということも分かるようになるはずです。
デモトレードで練習を重ねる
まずはトレード計画を立てて、ルールを守るということをデモトレードで行うことをおすすめします。
デモトレードでは感情の訓練はできないのですが、まずデモトレードで勝てるようにならないと実際のお金を入れるリアルトレードで勝つことはできません。
デモトレードに関して別記事で詳しく書いていますので、そちらも参考にしてください。
小額からスタート、資金管理を徹底する
実際にお金を入れてトレードをする場合には、まずは小額から始めてみましょう。
大金を入れて失くしてしまうと、恐らくもう立ち直れません。
小額でトレードを行いながら、メンタル面のトレーニングも兼ねたほうが良いでしょう。
これにより、自分はどのような場面でメンタルが不安定になるかがわかってきます。
このように小額から始めて、かつ資金管理を徹底することをおすすめします。
自動売買を利用する
自分で考えてトレードを行うことが難しい場合は、自動売買を利用してトレードを行うのも良いかと思います。
これは最初に大まかな設定を決めておけば、あとは自動で売買を繰り返します。
そこに人間の感情は入りません。
よってどうしても、ルールが守れない人には良いかと思います。
おすすめはアイネット証券のループイフダンがあります。
別記事で詳しく書いていますので参考にしてください。
その他
上記で上げたルールを守るための5つの方法以外にもいくつか紹介しておきます。
・トレード後はチャートを見ない(ずっと画面を見ていると金額がマイナスになった時に損切り位置をずらしてしまう可能性がある場合)
・損切りしてナンボです。損切りも想定に入れてトータルで+になるようにトレード計画を立てましょう。
・要人発言、指標発表時は想定外に動くことが多いです。トレードを控えることをおすすめします。
・生活資金をFX口座に入れない(なくなりかけた時に一発逆転をねらい、高レバレッジで勝負してしまう可能性があります。)
まとめ
FXにおいてルールを守れない状態とは、どういう状態のことか、そしてルールを守るためにどのように行動するかを解説してみました。
FX初心者に一番多いのが、トレード回数が多いこと、損切り位置をずらしてしまうことです。
相場において、簡単に儲けられるような「おいしい場面」は早々ありません。
よって、じっくり計画を立ててからのトレードで十分間に合います。
まずはデモトレードで自分で決めたルール通りトレードを行い、勝てるようになってからリアルトレードに移りましょう。
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