
一目均衡表は5本のラインで構成されていますが、その中でも「遅行スパン」はトレンドの確認にとても役立ちます。
実はこの遅行スパンだけを使って、シンプルに売買判断を行うことも可能です。
この記事では、一目均衡表の遅行スパンだけでエントリーを判断するシンプル手法を、初心者にもわかりやすい形で解説します。
その他のシンプル手法である5日移動平均線(MA)を利用した手法についてはこちら↓
遅行スパンとは?基本の仕組みと設定方法

遅行スパンとは一目均衡表と呼ばれるインジケーターの中で使われている線の一つです。
現在の価格の推移をローソク足26本分後ろにずらして線で表示させたものになります。
→「この“26”という数字は一目均衡表の基準値(過去26日間の時間論に基づく)」
上記のチャートで説明しますと現在のローソク足が黄色丸で示したローソク足となります。
そしてそこから26本分後ろにずらした線の青丸の所のラインが遅行スパンのラインとなります。
ただ後ろにずらしただけの線ですが、これが結構エントリーを検討する際に役に立ちます。
どういうポイントでエントリーをするのか、レンジの判断はどうするのかの解説をしたいと思います。
遅行スパンの基本戦略:エントリーとレンジ判断
買いエントリー:ローソク足を下から上抜けた瞬間

分かりやすい場面での例ですが、上記の黄色丸のように遅行スパンがローソク足を下から上抜けた場面が「買い」エントリーを検討する場面となります。
売りエントリー:ローソク足を上から下抜けた瞬間

「売り」エントリーポイントは上記の黄色丸のように、ローソク足を遅行スパンが上から下へ抜けた場面が「売り」エントリーの候補となります。
遅行スパンが絡む相場は「待ち」に徹する

上記の黄色丸で示したようにローソク足と遅行スパンが絡んでいるとレンジの判断となります。
こういった時はトレードをせずに「待ち」に徹するのが鉄則です。
「ダマシ」を回避し、リスクを最小化する鉄則
ローソク足を遅行スパンが上抜け、下抜けしたということでエントリーをするという非常に簡単な手法となります。
ですが、実際にはその後にトレンドが出てくれれば利益になるかと思いますが、トレンドが出なかった場合は損切りになることが多い手法です。
よって長期足でトレンドの出ている時にエントリーを検討するとか、水平線、トレンドラインなど他の根拠と組み合わせて使うことをおすすめします。
損切り位置の決め方:直近高値・安値の「外側」に設定する
損切り位置の候補としては、今回の遅行スパンを使ったエントリー方法に限らず、どの手法にも共通していると思いますが、自分がエントリーをした時間足の直近、高値、安値のすぐ外側に設定するのが鉄則です。
次に長期足の直近高値、安値が候補となります。
「ダウ理論」なども考慮すると、トレンドが出ている時にエントリーをするというのがFX初心者には良いと思われることから、直近の高値、安値はみんなが意識するポイントであるため損切り位置の目安となります。
ポジションを少なめに持っていた場合でも、エントリー前に決めた損切り位置は絶対に動かしてはなりません。
ただ思惑通りに行かなかったから自分のエントリーした時間足の直近高値、安値→長期足の直近高値、安値に損切り位置を変更するのはダメです。
エントリーする前にダメだった時はココで損切りと決めてからエントリーをするようにしてください。
そうでないと損切り位置を常にずらす癖がついてしまい、いつの日か大損をする日がくるかもしれません。
要注意です。
「ダマシ」を回避する絶対条件:長期足の流れに従う
どういうやり方を行っても「ダマシ」はどうしても発生してしまいます。
よってなるべく「ダマシ」の出る確率が低い時にエントリーをして、それでもダメな時はルール通りに損切りを実行すべきです。
では「ダマシ」が少なくなるのはどういう時か?というと長期足の流れに従うということになります。
特に長期足でトレンドが出ている時に、その流れにのるのが良いと思います。
そのことを前提にして遅行スパンを利用し、エントリーを検討してみるのが良いでしょう。
「ダマシ」を逆手にとった応用手法についての記事はこちら↓
まとめ:遅行スパンで勝つための3つの行動原則
一目均衡表の遅行スパンを使ったシンプルな手法は、FX初心者にとって非常に強力なトレンドフォローの武器となります。
この手法を一時的な成功ではなく、継続的な収益につなげるために、以下の3つの行動原則を必ず守ってください。
- 長期足のトレンド方向に従う 日足や4時間足などの長期足のトレンドを必ず確認し、その流れに沿った方向でのみエントリーを検討します。これが、遅行スパンのダマシを回避する最大の鉄則です。
- エントリーはローソク足の「抜け」のみに限定する 遅行スパンがローソク足に絡み合っているレンジ相場ではトレードを控え、「買い」であれば遅行スパンが下から上へ、「売り」であれば上から下へと、ローソク足を完全に突き抜けた瞬間のみをエントリーポイントとします。
- 損切り位置を「直近高値・安値の直外」に断定的に設定する 損切り(SL)は感情ではなくルールで実行します。エントリーした時間足の直近高値(または安値)のすぐ外側に明確なラインを設定し、ポジションを調整したとしても、このルールだけは絶対に動かしてはなりません。
💡 トレードを始める前に: 遅行スパンの判断だけでなく、水平線やトレンドラインなど、最低でももう一つの根拠を組み合わせることで、より高勝率なトレードを目指しましょう。
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