
日足・4時間足・30分足でGBP/USDのエントリーポイントを分析してみました。
時間足をどのように分析して、どの時間足でエントリーをすれば良いのか、わからない方に参考になる記事となります。
考え方など、他の通貨ペアでも活かせます。
※なお記事自体は過去に分析した記事(2020/12/10)を再編集して、まとめたものとなります。
よってチャートは少し古いものを使用しております。さらに今回の分析はチャートを後から見て判断したものです。
日足分析

GBP/USDの日足です。
赤丸で示した直近高値を基準に水平線を引いてみました。
現在の相場環境ですが赤丸後に一度下落し、その後再び上昇をし始めました。
青丸の所で水平線に到達し、その後にこの水平線を突破するのか、それともここで再度下落するのか注目するポイントに来ました。
別の時間足も見て分析してみたいと思います。
4時間足分析

GBP/USDの4時間足です。黄色の水平線はこの4時間足の節目を基準に引いたものです。
そして青丸部分は先ほどの日足で付けた青丸部分と同じところです。
これを見ますと注目するポイントは黄色丸部分です。
この部分は再度上昇を試みたものの、直近高値である青丸部分を超えることが出来ず下落しております。
つまり上昇する力がなくなったため直近高値を超えられなかったと考えることもできますし、青丸付近はトリプルトップを形成しているようにも見えます。
よって黄色丸の少し下辺りで「売り」エントリーポイントを探してみたいと思います。
この4時間足ではきれいなエントリーポイントはなさそうです。
よってさらに時間足を変えて探してみたいと思います。
1時間足分析

GBP/USDの1時間足です。
赤丸ポイントですが、ここは4時間足の節目とボリンジャーバンドの移動平均線部分に反応しているように見えることからエントリーをしてみたいポイントです。
ただ自分はこの時間足ではエントリーしていません。
理由としては青丸部分となります。
表示しているボリンジャーバンドのバンド部分は±2なのですが、ボリンジャーバンドにタッチせず上昇して赤丸部分となっています。
ここの青丸部分のローソク足がボリンジャーバンドにタッチ後に上昇していれば、この4時間足でのエントリーをしても良いかと思います。
ですがボリンジャーバンドにタッチせず上昇したということは、下落する力より上昇する力の方が強い可能性があるとも考えられるため上昇する力の方が強いとすると先ほど4時間足で下落の力が強いと判断していますので、上昇、下降どちらが良いかと判断がつかなくなります。
よってこの時間足ではエントリーをせず、さらに別の時間足を見て判断します。
30分足分析

GBP/USDの30分足です。
先ほどの1時間足の赤丸部分がこの30分足の赤丸部分と同じ場所になります。
このチャートを見ますと、先ほどの1時間足では青丸部分はボリンジャーバンドにタッチせず、その後に上昇しました。
ですがこの30分足ではきれいにボリンジャーバンドにタッチ後に上昇し、赤丸部分である移動平均線と水平線に反応したポイントに到達しています。
大きな時間足である4時間足でトリプルトップの形成で下降を示唆していること、そしてこの30分足でエントリータイミングとして良さそうなローソク足の形となっているため赤丸後に「売り」エントリーができ、利益確定できるポイントとなっていました。
まとめ
今回のGBP/USDの分析では、日足・4時間足・1時間足・30分足と時間足を変えながらエントリーポイントを探しました。
まず日足では、直近高値である水平線付近での動きを確認し、重要なポイントに注目しました。
4時間足では、トリプルトップを形成しつつ上昇の勢いが弱まっていることを確認。次に1時間足を見ましたが、ボリンジャーバンドへのタッチがなく、売りの判断が難しい状況でした。
そこでさらに30分足を確認すると、ボリンジャーバンドにきれいにタッチした後に上昇し、移動平均線と水平線に反応しているポイントがありました。
最終的にこの30分足でエントリーし、利益確定につながるポイントを探すことが出来ました。
このように、複数の時間足を使って分析することで、より精度の高いトレードが可能になります。
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