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【FX実例】日足がレンジでも4時間足で戻り売りできる?EUR/JPYのマルチタイムフレーム分析

【FX実例】日足がレンジでも4時間足で戻り売りできる?EUR/JPYのマルチタイムフレーム分析

FXで複数の時間足を見ていると、

「日足はレンジなのに、4時間足は下がっている。結局どちらを見ればいいのだろう?」

と迷うことがあります。

日足と4時間足が同じ方向なら分かりやすいのですが、実際の相場ではそうならないことも珍しくありません。

私もチャートを見るとき、日足だけで売買方向を決めるわけではありません。

日足では大きな相場環境を確認し、その中で4時間足がどのような動きをしているのかを見ます。

今回取り上げる2020年10月26日~30日のEUR/JPY(ユーロ円)も、まさにそのような場面でした。

日足では、それまでの上昇が一服し、レンジと考えられる状態。

ところが4時間足を見ると、高値を切り下げながら下方向へ動いています。

そこで今回は、

「日足では方向を決めつけない。しかし4時間足では、下降している局面の戻り売りを狙えないか?」

という視点からチャートを振り返っていきます。

単に「ここで売れば勝てた」という答え合わせではありません。

なぜ日足をレンジと考えたのか。

なぜ4時間足では売りを考えたのか。

同じ戻り目でも、なぜ狙う場所と見送る場所があるのか。

こうした判断の過程まで詳しく見ていきます。

マルチタイムフレーム分析とは?日足・4時間足を見る理由

マルチタイムフレーム分析とは、1つの時間足だけではなく、複数の時間足を使って相場を見る方法です。

今回の場合は、

日足
↓
4時間足

という順番で確認します。

私の場合、日足と4時間足にはそれぞれ違う役割を持たせています。

日足で相場全体の環境を確認する

最初に見るのは日足です。

日足では、

上昇トレンドなのか
下降トレンドなのか
それともレンジなのか

といった、大きな相場環境を確認します。

いきなり4時間足を開いて、

「下がっているから売ろう」

と考えてしまうと、大きな相場の位置を見落とすことがあります。

例えば4時間足ではきれいに下落していても、日足の重要な安値やレンジ下限のすぐ近くかもしれません。

そのような場所で新しく売れば、反発に巻き込まれる可能性もあります。

そのため私は、細かなエントリーポイントを探す前に、

「今は大きなチャートのどの辺りにいるのか」

を確認するようにしています。

複数の時間足でトレンドが違って見える理由については、「ダウ理論の3つのトレンドとマルチタイムフレーム分析」でも詳しく解説しています。

【決定版】ダウ理論の「3つのトレンド」とは?期間別の分類とマルチタイムフレーム分析への活用法
FXで「今どちらを向いているか分からない」と悩んでいませんか?ダウ理論の3つのトレンド分類(主要・二次的・小トレンド)を正しく理解すれば、相場のノイズに惑わされなくなります。各トレンドの期間や役割から、実戦的なマルチタイムフレーム分析への活用法まで、プロの環境認識術を詳しく解説。

4時間足でトレードする方向を絞る

日足で大きな環境を確認したら、次に4時間足を見ます。

ここで重要なのは、

「日足がレンジだから、4時間足もレンジでなければならない」

というわけではないことです。

日足の大きなレンジの中にも、4時間足では数日続く上昇や下降の波があります。

今回であれば、

日足=レンジ
4時間足=下方向へ動いている局面

という組み合わせです。

この場合、

「日足全体が下降トレンドだから売る」

のではありません。

あくまで、

「日足レンジの中で、4時間足に出ている下降局面を利用できないか」

と考えます。

以前は1時間足まで細かく見ることもありました。

ただ、今回の場面では1時間足の上下動が自分には少し判断しづらく感じたため、日足と4時間足を中心に見ています。

時間足を増やせば判断が正確になるとは限りません。

見る時間足が増えすぎて逆に迷うなら、自分が判断しやすいところまで絞ることも必要だと思っています。

今回の分析条件|2020年10月26~30日のEUR/JPYを振り返る

今回取り上げるのは、2020年10月26日~30日のEUR/JPYです。

この記事は、当時リアルタイムで行ったトレード記録ではありません。

すでに結果が確定している過去チャートを使った振り返りです。

そのため、

「後から見たら、ここで売るのは簡単だった」

とならないように注意する必要があります。

過去チャートは結果が分かっているだけに、きれいに成功した場所ばかりが目につきやすいからです。

今回はできるだけ、

「その時点までに見えていたチャートなら、自分は何を根拠に判断するのか」

という視点で振り返ります。

【日足分析】上昇トレンドからレンジへ変化したと判断

まずはEUR/JPYの日足です。

【日足分析】上昇トレンドからレンジへ変化したと判断

※画像説明→縦に引いた赤の2本線の中の動きを、なかったものとして過去の動き(縦線の左側)の動きから予測する。

高値・安値を切り上げていた上昇トレンド

検証する期間より前を見ると、価格は高値と安値を切り上げています(赤の斜め線)。

この状態であれば、基本的には上昇トレンドと考えます。

その流れが続いている間なら、無理に売り場を探すよりも、

「どこで押し目を作るだろう?」

と考える方が自然です。

ところが、チャート右側へ進むにつれて、それまでとは少し違った動きが出てきます。

高値を更新できなくなったことに注目

画像の黄色線付近を見ると、それまでのように高値を更新できなくなっています。

トリプルトップに近い動きとして見ていました。

ここで重要なのは、名前がトリプルトップかどうかではありません。

私が気になるのは、

「それまで普通にできていた高値更新ができなくなった」

という事実です。

高値を更新できなかったからといって、その瞬間に下降トレンドへ変わったとは判断しません。

ただ、

「これまでと同じように買いだけを考えていい状況ではなくなってきた」

とは考えます。

高値更新の失敗と水平線の下抜けからレンジを意識

さらに価格は、画像に引いたピンクの水平線を一度下抜けています。

その後は再び上昇しますが、直近の高値を更新することはできず、再度下方向へ動きました。

ここで私は、

「上昇トレンドがそのまま続いている状態ではない」

と判断します。

ただし、日足全体をすぐに下降トレンドと考えるのも早いところです。

そこで、

最高値
↓
画像の青線付近の安値

この範囲を明確に抜けるまでは、いったんレンジとして見ます。

つまり、

上昇トレンドだった
↓
高値更新が止まった
↓
水平線を下抜けた
↓
戻しても高値を更新できなかった
↓
日足はいったんレンジとして見る

という流れです。

「水平線を下抜けたからレンジ」と、一つの根拠だけで決めているわけではありません。

日足では方向を固定せず4時間足を確認する

日足をレンジと判断したからといって、

「買いも売りも全部やめる」

という意味ではありません。

ここでは大きな方向を決めつけないだけです。

次に4時間足を見て、そのレンジの中でどのような波が出ているのかを確認します。

今回なら、

日足ではレンジ
↓
4時間足では下方向へ動いている
↓
4時間足の下降局面で戻り売りできる場所を探す

という考え方です。

ただし、日足レンジの下限付近まで来れば、新しい売りは慎重にします。

最初にこの大きな位置関係を把握しておくと、4時間足だけを見て売りを追いかけにくくなります。

【4時間足分析】高値切り下げから戻り売りを検討

次は4時間足です。

4時間足の分析

4時間足では高値切り下げを確認

日足ではレンジと考えましたが、4時間足まで細かくすると違う動きが見えてきます。

画像を見ると、高値を切り下げながら価格が下方向へ動いています。

ここでは、4時間足全体を強く「下降トレンド」と断定するより、

高値を切り下げながら下降している局面

として考えます。

この状態なら、

「下落の途中から追いかけて売る」

のではなく、

「一度戻ってきたところを売れないか」

と考えます。

いわゆる戻り売りです。

移動平均線への反応を見る

画像では、価格が戻ったところに移動平均線があります(一番上の赤丸)。

私は移動平均線を、

「触れたら必ず反転する線」

とは考えていません。

ただし、

4時間足で高値を切り下げている
↓
一度戻ってくる
↓
その辺りに移動平均線もある

となれば、戻り売り候補を考える一つの材料にはできます。

あくまで、

「移動平均線があるから売る」

ではなく、

「値動きを見たうえで、移動平均線も補助材料として使う」

という順番です。

フィボナッチで戻りの節目を確認

今回の4時間足チャートには、フィボナッチ・リトレースメントも引いています。

フィボナッチを見る理由は、

「下落した価格が、どの程度戻してきたのか」

を確認するためです。

ここでも、

「61.8%に来たから必ず売る」

という考え方はしません。

例えば、

高値切り下げ
+
戻り目
+
移動平均線
+
フィボナッチ

といった材料が同じ付近に集まっていれば、

「ここは戻り売り候補として見ておこう」

と考えます。

フィボナッチをどの高値・安値から引けばいいのか分からない方は、こちらの記事で基本的な引き方から確認できます。

【FX完全攻略】フィボナッチ・リトレースメントの正しい引き方と黄金比を使ったエントリー戦略
フィボナッチ・リトレースメントの正しい引き方と使い方を徹底解説。黄金比を活用したエントリー戦略や、デイトレ・スキャル・スイング別の実践手法まで図解でわかりやすく紹介!

日足レンジの中で4時間足の下降局面を狙う

ここまでを整理すると、

日足=レンジ
4時間足=高値切り下げを伴う下降局面

となります。

この2つは矛盾しているわけではありません。

時間足が違えば、見ている値動きの大きさも違うからです。

今回狙っているのは、

「日足が下降トレンドだから売る」

というトレードではありません。

日足レンジの中に発生した、4時間足の下降波を利用する

という考え方です。

この違いを理解しておくことが、今回の記事では一番重要です。

3つの戻り売り候補を比較|どこで入る・見送る?

先ほどの4時間足チャートを見ると、戻り売りを考えられそうな場所が複数あります。

ですが、戻り目に見える場所をすべて売るわけではありません。

私は今回、3つの候補をそれぞれ違う扱いにします。

ここからは、先ほど掲載した4時間足の画像を見ながら確認してください。

1つ目の青丸|私はエントリーを見送る

最初は青丸です。

後からチャートを見ると、

「ここで売ればよかったのでは?」

と思える場所です。

ただ、私ならこの4時間足だけではエントリーしにくいと感じます。

1時間足など、さらに短い時間足を見れば細かなタイミングを探せたかもしれません。

しかし今回、1時間足は自分には波形が読みづらく感じたため、無理に使いません。

そのため、この場所は見送ります。

FXをしていると、

「せっかく動いたのだから取らなければ」

と思ってしまうことがあります。

でも、後から取れたと分かる場所と、リアルタイムで自分が判断できる場所は別です。

自分にとって根拠が足りないなら、見送ることも一つの判断だと思っています。

2つ目の戻り目|売りを検討したいポイント

次に、青丸より一段下の戻り目です。

今回の3つの候補の中では、私はここを最も検討したいです。

理由は、

4時間足では下方向への流れが続いている
↓
一度価格が戻ってきた
↓
戻り目として比較的分かりやすい
↓
自分が見ている節目とも重なる

という条件があるためです。

大切なのは、

「フィボナッチに触れたから売る」

という判断ではありません。

先に、

「4時間足の下降局面で戻り売りしたい」

という前提があります。

そこへ、フィボナッチや移動平均線などの材料が加わっています。

私はこの順番で考えます。

最後の赤丸|下落が進んでいるため慎重に判断する

最後は、一番下にある赤丸です。

形だけを見ると、ここも戻り売りしやすそうに見えます。

しかし私は、先ほどのポイントより慎重になります。

理由は、

すでに価格がかなり下落した後だからです。

しかも日足ではレンジと判断しています。

日足レンジの下側や、4時間足で意識される安値へ近づいた状態で新たに売れば、

「売った直後に反発した」

ということも考えられます。

つまり、

戻り目の形がきれいか

だけではなく、

今、チャート全体のどこにいるのか

まで見る必要があります。

戻り売りを別の実例でも確認したい方は、USD/JPYを使って環境認識からエントリーまで解説したこちらの記事も参考にしてください。

FXのレジスタンスライン戻り売り|USD/JPY実例で環境認識からエントリーまで解説
FXのレジスタンスラインを使った戻り売りをUSD/JPYの実例で解説。日足・4時間足・1時間足の環境認識から売りエントリー、+28.1pipsとなった結果と反省点まで紹介します。

戻り売りするときの損切り・利確はどう考える?

エントリーポイントが見つかったとしても、

「どこで売るか」

だけ決めて終わりではありません。

入る前に、

どこまで上がったら考えが間違っていたと判断するのか。

どこまで下がったら利益を確定するのか。

ここまで考えておきます。

損切りは「売りの根拠が崩れる場所」を基準にする

戻り売りなら、

「どこまで上がれば、この戻り売りシナリオは崩れるのか」

を考えます。

例えば、

戻り目の直近高値
高値切り下げが崩れる位置
売りの根拠にした価格帯の上

などです。

私は、

「必ず20pipsで損切り」

のように固定するより、チャート上の根拠と損切りを結びつけた方が分かりやすいと思っています。

もし根拠が崩れる場所までの距離が遠すぎるなら、そのトレード自体を見送ることも考えます。

利確は直近安値や日足のレンジ下限を確認する

売りの場合は、

「次に価格が止まりそうな場所はどこか」

を見ます。

今回なら、

4時間足の直近安値
日足のレンジ下側

などです。

特に今回の日足はレンジです。

そのため、レンジ下限近くまで価格が下がっているのに、

「4時間足が下がっているから、まだ売ろう」

と追いかけるのは慎重にしたいところです。

エントリー前にリスクリワードを確認する

どれだけチャートの形が良くても、

損切りまで100pips
利確候補まで30pips

という条件なら、私は入りづらいです。

反対に、

「間違っていれば比較的近い場所で損切りできる。一方で、利確候補まではある程度値幅がある」

という状況なら、検討しやすくなります。

エントリーできる理由だけではなく、

その場所から入る価値があるのか

まで考えることが大切です。

【答え合わせ】その後EUR/JPYはどう動いた?

では実際に、2020年10月26日~30日のEUR/JPYがどう動いたのか振り返ります。

2020年10月26~30日の実際の値動き

2020年10月26日の終値は約123.799円。

10月30日の終値は約122.189円でした。

したがって、終値ベースでは約1.61円、約161pips下落しています。

結果を見る限り、4時間足で下方向を意識していたこと自体は、実際の値動きと一致しました。

ただし、

「下がったのだから、分析は全部正しかった」

とは考えません。

もしそれで終わってしまえば、過去チャートを振り返る意味が薄くなります。

今回の分析で良かった判断

まず良かったと思うのは、日足がレンジだからといって、すぐにトレード対象から外さなかったことです。

日足では大きな方向を決められない。

それでも4時間足を見ると、下方向へ動いている局面がありました。

そこで、

「日足レンジの中の4時間足下降波を狙う」

と整理できたことは、今回の良かった判断だと思います。

もう一つは、下落がかなり進んだ最後の赤丸で慎重になったことです。

実際に相場が下落したからといって、

「最後まで売り続ければよかった」

というわけではありません。

相場が伸びた後ほど、新規エントリーの条件が悪くなる場合もあります。

改善できる判断も振り返る

一方で、元の記事を振り返ると、

「移動平均線に反応したから下目線」

という説明だけでは、判断の流れが少し足りませんでした。

今回のように、

高値を切り下げている
↓
下方向の流れを確認
↓
価格が戻るまで待つ
↓
移動平均線やフィボナッチを補助材料として見る

と整理した方が、別のチャートでも再現しやすくなります。

また、今回の分析はあくまで過去チャートを使った振り返りです。

結果を知った状態で、

「この場所なら簡単だった」

と考えていないか。

これは常に注意しておきたいところです。

この実例から学べる日足・4時間足の分析手順

今回のEUR/JPYだけで終わらないように、考え方を5つの手順にまとめます。

STEP1 日足でトレンドかレンジか判断する

最初に日足を確認します。

高値・安値を見ながら、

上昇トレンド
下降トレンド
レンジ

のどれに近いのかを考えます。

この段階では、細かいエントリーポイントを探しません。

STEP2 4時間足で高値・安値の方向を見る

次に4時間足へ切り替えます。

日足がレンジでも、4時間足では一方向への波が出ていることがあります。

今回なら、高値を切り下げながら下方向へ動いていました。

そこで、

「戻り売りを候補にする」

ところまで絞ります。

STEP3 戻り目まで待つ

下がっているからといって、そのまま追いかけて売りません。

一度価格が戻るのを待ちます。

これが実際には簡単ではありません。

動いているチャートを見ていると、

「今売らないと置いていかれる」

と思うことがあります。

それでも、今回の最後の赤丸のように、下落が伸びてから追いかける方がリスクが大きくなる場面もあります。

STEP4 複数の根拠が重なる場所を探す

価格が戻ってきたら、

高値・安値
水平線
移動平均線
フィボナッチ

など、自分が普段使っている材料を確認します。

全部揃わなければいけないわけではありません。

大切なのは、インジケーターから先に見るのではなく、

値動きを見たあとで補助材料を確認する

ことです。

STEP5 損切り・利確を決めてからエントリーを検討する

最後に、

どこまで行けばシナリオが崩れるのか。

どこを利確候補にするのか。

を決めます。

今回の流れをシンプルにすると、

日足で環境認識
↓
4時間足で方向を絞る
↓
戻りを待つ
↓
根拠を確認する
↓
損切り・利確を決める
↓
エントリーを検討する

となります。

日足・4時間足を使った分析で注意したいこと

長期足ほどエントリーチャンスは少なくなる

日足や4時間足を中心にすると、5分足や15分足ほど頻繁にチャンスは出てきません。

「もう少し短い足を見れば入れるのでは?」

と思う場面もあります。

しかし、自分にとって判断しづらい時間足を使ってまでエントリー回数を増やす必要はないと思っています。

今回の青丸のように、

「自分には分からないから見送る」

という判断もあります。

下落が伸びた後を追いかけない

今回の最後の赤丸が分かりやすい例です。

戻り目がきれいだからといって、そこまでの値動きを無視してはいけません。

すでにかなり下落しているなら、

この先どれくらい値幅が残っているのか。

下に重要な安値はないか。

日足レンジの下限へ近づいていないか。

こうした点も確認します。

複数の根拠が重なっても必ず勝てるわけではない

高値切り下げ。

移動平均線。

フィボナッチ。

水平線。

複数の材料が重なると、

「これはかなり下がりそうだ」

と思うことがあります。

それでも予想と反対へ動くことはあります。

分析の目的は未来を100%当てることではありません。

何を根拠に入り、どこで自分の判断が間違っていたと認めるかを事前に決めること。

私はその方が大切だと考えています。

FXTFで日足・4時間足の分析を検証するなら

今回のようなマルチタイムフレーム分析は、説明を読むだけより、自分で何度か過去チャートを見た方が理解しやすくなります。

例えば、

EUR/JPYの日足を確認
↓
その時点でトレンドかレンジか判断
↓
4時間足へ切り替える
↓
戻り売りできそうな場所を探す
↓
その後の値動きを確認する

という作業を繰り返します。

できれば最初から結果が見えている場所を探すのではなく、先のローソク足をできるだけ見ない状態で考えてみてください。

「上手くいった形」だけを探すのを防ぎやすくなります。

日足と4時間足を切り替えながら、今回のような環境認識を自分でも確認したい方は、FXTFのMT4もチェックしてみてください。

EUR/JPYをはじめとした通貨ペアを複数の時間足で表示し、移動平均線やフィボナッチを使いながらチャート分析ができます。

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※FXには元本割れのリスクがあります。口座開設やツールの利用によって利益が保証されるものではありません。

今回のような分析を過去チャートで繰り返す方法については、「FX検証のやり方完全ガイド」も参考にしてください。

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日足・4時間足を使ったFX分析のよくある質問

日足と4時間足の方向が違う場合はどうする?

必ずどちらか一方へ合わせなければならないわけではありません。

今回のように、

日足=レンジ
4時間足=下降局面

なら、

「日足では大きな方向を固定せず、4時間足の下降波だけを狙う」

という考え方もできます。

ただし、日足の重要な安値やレンジ下限へ近づけば、4時間足が下を向いていても新規売りには慎重になります。

上位足は売買命令というより、自分がチャートのどこにいるのかを確認する地図として見ると分かりやすいです。

日足がレンジでも4時間足でトレードできる?

条件次第では検討できます。

ただし、日足がレンジである以上、4時間足の流れだけを見て一方向へ売買し続けるのは避けたいところです。

今回なら、

日足レンジの上側・中央付近
↓
4時間足では下降局面
↓
戻り売りを検討

という考え方ができます。

一方、日足レンジ下限へ近づいたら、新しい売りは慎重にします。

大切なのは、

「4時間足が下がっているか」

だけではなく、

「日足レンジのどの位置で4時間足が下がっているのか」

まで見ることです。

フィボナッチや移動平均線は必ず必要?

必ず必要というわけではありません。

今回の分析では使用していますが、先に見ているのは価格そのものの動きです。

高値を切り下げている。

価格が戻ってきた。

そのうえで、

「ここは戻り売り候補になるだろうか?」

と考える補助材料として、フィボナッチや移動平均線を使っています。

インジケーターを増やせば精度が上がるとは限りません。

自分が説明できる材料だけを使った方が、後から検証もしやすくなります。

まとめ|日足で環境認識し4時間足でチャンスを待つ

今回は、2020年10月26日~30日のEUR/JPYを使って、日足と4時間足から戻り売りを考える流れを振り返りました。

日足では、それまで続いていた高値・安値の切り上げが崩れ、高値更新もできなくなっていました。

そこで、

日足はいったんレンジ

と判断します。

一方、4時間足を見ると、高値を切り下げながら下方向へ動いていました。

そこで、

日足では方向を固定しない
↓
4時間足では下降局面の戻り売りを探す

という方針にしています。

さらに今回重要だったのが、3つの戻り目をすべて同じように扱わなかったことです。

最初の青丸は、自分には判断しづらいため見送る。

次の戻り目は、下降の流れと複数の材料が重なるため売りを検討する。

最後の赤丸は、すでに下落が進んでいるため慎重にする。

同じ「戻り目」に見えても、相場全体の位置によって判断は変わります。

実際、2020年10月26日の終値から30日の終値まで、EUR/JPYは終値ベースで約161pips下落しました。

ただ、

「売り目線だったから正解」

だけで終わらせてはいけません。

今回持ち帰りたいのは、

日足で環境を見る
→4時間足で方向を絞る
→戻りを待つ
→根拠を確認する
→損切り・利確を決める
→条件が合わなければ見送る

という判断の順番です。

過去チャートなら、きれいなエントリーポイントはいくらでも見つけられます。

難しいのは、先が見えない状態で、

「ここは入る。でも、ここは見送る」

と判断することです。

今回の青丸を見送る判断や、最後の赤丸で慎重になる考え方は、そのための一例です。

2020年の古いEUR/JPYチャートではありますが、相場環境からエントリー候補を絞っていく考え方そのものは、現在のチャートを分析するときにも応用できます。

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