
「チャートを見ても、どこで買ったり売ったりすればいいのか分からない…」そんな悩みはありませんか?
今回は過去のAUD/USD(豪ドルと米ドル)の動きを使って、「どんなときに買えばいいのか」「どこを見ればチャンスがあるのか」をわかりやすく解説します。
少し古いチャート分析内容を再編集して、まとめたものですが、今のトレードに役立つヒントがたくさん見つかります!
日足分析:全体のトレンドを見極めよう

まず上記チャートはAUDUSDの日足となります。
そしてこれ以降、赤の縦線より右は今回の検証対象期間(2020/08/17~21)となります。
日足は現在の所、明らかな上昇トレンドを形成してしると判断をしても良いかと思います。
4時間足の状況にもよりますが、この日足だけを見ていますと買い目線で考えて良さそうです。
4時間足分析:中長期的な動きを把握する

4時間足です。
水平線は全てこの4時間足の節目を基準に引いてみました。
一部日足の節目と被るものもあります。
先ほど日足では上昇トレンドを形成していると判断しても良さそうでしたが、4時間足を見てみますと直近は上昇トレンドではなくレンジを形成しているようにも見えます。
高値安値をほんの少しではありますが同時に切り上げているようにも見えるため、上昇トレンドといえるかもしれませんが、非常に微妙な所です。
最高値を超えれば積極的な「買い」で良いかとは思いますが、レンジのようにも見えることからしばらくは短期的な売買の方が良いかもしれません。
そしてこの4時間足でエントリーが出来そうな場所はないか見てみると、ピンク線で引いた前回安値を節目に再度折り返した時点、ピンク丸の辺りがボリンジャーバンドにもタッチしていますので良さそうです。
ここで「買い」を入れて移動平均線までをねらって利益が取れている箇所となります。
逆張りをやっていますので利益は移動平均線までくらいだと思います。
1時間足分析:エントリーポイントを探す

1時間足となります。
この1時間足でエントリーをできそうな場面を見てみるとまずはピンク丸の所です。
ここは水平線を上抜け後にきれいな押し目を形成しています。
分かりやすいポイントかと思います。
次が赤丸ポイントです。
ここは青線で引いた前回高値を節目に押し目を作ったポイントとなっています。
下ヒゲが長く、その後に上昇を示唆するローソク足のため、赤丸か上値抵抗線突破くらいで「買い」を行いたいポイントです。
ただ4時間足が少しだけ上昇トレンドかな?レンジかな?と微妙な所であるため、リアルタイムの場合はエントリーをしても直近高値くらいまでで利益確定をしていたかもしれません。
30分足分析:短期的なチャンスを活かす

続いて30分足でエントリーのできそうな箇所を探してみました。
ピンク丸の所になるかと思います。
ここは水平線を下抜けした後に戻り目を形成したポイントです。
移動平均線にきれいに反発してくれていればわかりやすいのですが、下値抵抗線突破で「売り」が出来たと思います。
ただ、今回の場合ボリンジャーバンドにタッチせず上昇→再下降となっています。
結果としては次の節目となる水平線まで落ちていますが、実際の所エントリー後に利益がある程度出だしたら損切り位置を建値に戻しているため、ここのポイントは±0で終わっている可能性の高いポイントだと思います。
そしてこれ以降も戻り目を形成して下に行っていますが、どこまで追いかけていくかということを考えると自分ではブレイク後の2波くらいまでとしているので、30分足のエントリーポイントとしてはこのくらいでしょうか。
15分足分析:リアルタイムで取れる利益を見逃さない

最後に15分足です。
相場は波打って進んでいくため、たくさんの押し目や戻り目を形成します。
後から見るとたくさんのエントリーポイントがありそうですが、リアルタイムで全部の押し目、戻り目にエントリーは出来ません。
失敗する可能性も高くなってしまいます。
やはり水平線ブレイク後が良いかと思います。
今回の15分足ですと赤丸でしょうか。
ここより下の戻り目は水平線ブレイク後の3波、4波くらいになりますので自分はエントリーはしないと思います。
まとめ
今回は、AUD/USD(豪ドルと米ドル)の過去のチャートを使って、「どこで買ったり売ったりすればよかったのか」をふり返ってみました。
チャートには大きな流れ(トレンド)と、小さな動き(押し目や戻り目)があり、それをうまく見分けることが大切です。
すぐに利益をねらうよりも、しっかりと形ができるのを待つことで、失敗するリスクを減らせます。
特に水平線や移動平均線、ボリンジャーバンドなどを使えば、チャンスを見つけやすくなります。
落ち着いてチャートを見る力を少しずつ育てていきましょう!
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