
過去のチャートを利用して、エントリーできるポイントはなかったか?を分析していきたいと思います。
今回使用する通貨ペアはCHF/JPY(スイスフラン円)となりますが、他の通貨ペアでも応用は可能です。
※こちらの記事は過去に書いたブログ記事を再編集して、まとめたものとなるため使用しているチャートは古いものとなります(2020/12/07~2020/12/11)。
そして、チャートは後から見て判断したものとなりますが、参考にはなると思います。
週足分析

CHF/JPYの週足です。
赤の縦線より右側のローソク足が今回の検証対象期間である(2020/12/07~2020/12/11)となります。
まずは赤の縦線より右側をなかったものと考え、相場を分析してエントリーポイントを探るという流れとなります。
以降、縦線より右側が検証対象期間となります。
いつもは日足から相場環境を分析するのですが、今回週足に非常に強いレジスタンスとなるポイントがあるようですので注目してみました。それは上記チャートの赤丸部分です。
ほぼ同じような価格で止められて上に行けない状況となっていますので、大事な節目と考え黄色の太めの水平線を引いておきます。
今後はこの黄色水平線までは上昇する可能性があっても、ここで一旦止まるか下落する可能性が高いと考えます。
日足分析

CHF/JPYの日足です。
まず赤の水平線はこの日足の節目に引いた水平線となります。
そして、直近のローソク足の動きを見ますと、赤のラインで示したように「上昇ペナント」を形成していたように見えます。
「上昇ペナント」を抜けた方向へエントリーを検討したい所ですが、そのチャートパターン通りに上に抜けたようです。
ねらいたいポイントは日足の節目を基準に引いた赤の水平線から、週足の節目を基準に引いた黄色の水平線の間で「買い」を考えたい所です。
まずは赤丸辺りにエントリーできるポイントはなかったか分析してみたいと思います。
4時間足分析

CHF/JPYの4時間足です。
この4時間足の赤丸部分は移動平均線にきれいに反応しています。
このまま4時間足で「買い」エントリーでも利益は取れていたであろう形状となっています。
ですが、リアルタイムでこのチャートを見ていた場合に、赤丸辺りの押し目はきれいな形をしていないため、ここで「買い」エントリーは少し難しいと思います。
よって時間足を変えて、さらに調べてみたいと思います。
1時間足分析

CHF/JPYの1時間足です。
赤の水平線は先ほどの4時間足で引いたものと同じです。
注目するべきポイントは赤丸部分です。
ここはボリンジャーバンドが水平になっています。
よって逆張りに適した環境であることが言えるかと思います。
次に水平線とボリンジャーバンドにタッチしたポイントであることから、サポートラインとレジスタンスラインの転換ポイントと考えることもできます。
よってこの赤丸ポイントで「買い」を入れるというのも一つの方法かと思います。
どこまでを利益獲得ポイントとするかは今回「フィボナッチ・エキスパンション」を利用してみました。
これを利用して青丸の3カ所の内どこかで利益確定するので良いかと思います。
ただ今回の場合、この1時間足では逆張りのエントリーとなっています。
逆張りに抵抗がある人も多いかと思います。
さらに時間足を変えて、順張りでエントリーできないか調べてみたいと思います。
5分足分析

CHF/JPYの5分足です。
赤丸辺りが先ほどの1時間足で示した赤丸とだいたい同じ位置になります。
これを見ますと注目するポイントは青丸部分となります。
この部分は5分足の移動平均線の上にきれいに乗っているように見えますし、比較的綺麗な押し目を形成しています。
ここの「買い」エントリーでもよさそうです。
ここのエントリーポイントの場合、さきほどの1時間足での逆張りで自信の持てない方には良いポイントかと思います。
なお今回の場合、似たような状況が15分足でも出ていました。
よって15分足でエントリーするのも良いかと思います。
まとめ
この手法は、スイスフラン円(CHF/JPY)の過去チャートを分析し、「上昇ペナント」と「フィボナッチ・エキスパンション」を使ったエントリーポイントを探るものです。
まず、週足で強い抵抗線(レジスタンス)を確認し、日足で「上昇ペナント」の形を見つけます。ペナントを上に抜けたことで、買いエントリーを狙う戦略を立てます。
次に、4時間足・1時間足でエントリーポイントを細かく分析し、移動平均線やボリンジャーバンドを活用。5分足まで落とし、より安全な押し目買いのチャンスを見つけました。
この方法を使えば、他の通貨ペアでも似たパターンでトレードが可能です。
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