
トリプルトップが出現した後、どのような戦略を立てれば良いか迷っていませんか?
もしくはフィボナッチ・リトレースメントと、トリプルトップのチャートパターンをどのように生かせば良いかわからない方に参考になる記事です。
この記事を読めば、フィボナッチ・リトレースメント+トリプルトップ出現時の利益の取り方分かります。
※この記事は過去に行った(2020/12/18~21)トレードの記録記事を再編集してまとめたものとなります。
日足の相場環境を分析

GBPJPY(ポンド円)の日足です。
まずは相場環境の確認から行っております。
まず最初に画面上の最高値と最安値を基準にフィボナッチ・リトレースメントを使用しました。
そして、青線で示したようにしばらくの間は高値、安値を同時に切り上げ上昇トレンドを形成しているように見えます。
ですが、赤丸で示した直近の辺りはボリンジャーバンドが完全に横向きとなり、レンジと判断できる状況のようです。
よってこの段階では、エントリーをしても利益を伸ばすのは難しいかもしれないと思っていました。
4時間足の相場環境を分析

GBPJPY(ポンド円)の4時間足です。
4時間足も最高値と最安値を基準にフィボナッチ・リトレースメントを使用しております。
赤線が日足、黄色線が4時間足のフィボナッチ・リトレースメントです。
まず注目するべきポイントは青線で示したポイントです。
カウントの仕方によって山の数は変わってきますが、大きく見てトリプルトップを形成していると判断しました。
次に注目したのは赤丸ポイントです。
ここは手前の青丸で示した最高値を超えられずに下落していることが分かります。
青丸を超えて上昇する力がなかったと判断して、このまま下落して行く可能性があるかもと思っていました。
ただこの4時間足でエントリーポイントを見つけるのは難しそうだったため、時間足を変えて探してみることにしました。
ちなみにエントリーは1時間足で行いましたが、4時間足で言いますと黄色丸辺りがエントリーポイントになります。
1時間足のエントリーポイント

GBPJPY(ポンド円)の1時間足です。
今回はこの1時間足でエントリーをしております。
まず赤丸部分は先ほどの4時間足の赤丸部分と同じ位置です。
そして赤丸から下落をし始め、ボリンジャーバンドにタッチしました。
その後に再度上昇をして長い上ヒゲをつけた後に、また下降し始めました。
この後のパターンで多いのが、しばらく下落が続くということです。
その可能性が高いことから青丸辺りで「売り」エントリーです。
エントリーをしたのが金曜日だったため利益確定しておくか迷いましたが、ほぼ下落でまちがいないだろうとの判断から来週まで持ち越すことにしました。
その後、週明けに大きく窓を開けてスタートしました。
しかも自分に有利な方に窓が開いています。
本来なら窓を埋める動きをすると思われることから「買い」方向へ進む可能性が高く、利益確定をしておいた方がよさそうです。
ですが、土日にイギリスのニュースが結構出ていました。
ユーロの離脱問題、新型コロナウイルスの変異種が出たなど、ネガティブなニュースが続いたためポンドは売られる可能性が高いとみて、そのままポジションを持ち続けておくことにしました。
そしてターゲットとして指値注文を入れておいたのが、前回の月曜日の朝にも窓が開いたため、それが埋まるポイント(ピンク丸辺り)に設定しておきました。
そして見事に利益確定となりました。
トレード結果
+215pipsです。
おそらく今までで最高獲得pipsだと思います。
ファンダメンタル要因からトレンドが出たため大きく取れました。
まとめ
・エントリーする時間足は短期足であったとしても、長期足の相場環境をしっかりと把握するようにしましょう。
・今回のエントリーの根拠は、長期足でのトリプルトップ出現ということが大きい。
・フィボナッチ・リトレースメントは、利益確定の目安で今回は使用しました。
・上記の例ではポジションは週末を持ち越す形となりましたが、心配な人は金曜日に決済しておくほうが良いです。
・利益は伸ばすのが基本なため、チキン食いにならないようにするのが良い。
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