
FXには勝ちやすいチャートパターンと、負けやすいチャートパターンが存在します。
勝ちやすいパターンばかりに目がいきそうですが、負けやすいパターンについても知っておけば勝率を下げる心配を減らすことが出来ます。
今回は負けやすいチャートパターンを8つご紹介します。
FXで負けやすいチャートパターン8選!
急落時の飛び乗りパターン

最初に紹介するのは急落時の飛び乗りパターンです。
これは、上記で示したように最初動きがほとんどなく、退屈していた時に急落をしました。
早く売らないともったいないという気持ちが働いてしまい、赤丸辺りで急いで「売り」を行ってしまうパターンです。
この後によくあるのが、上昇です。
自分が売った時には遅く、上昇をしてしまい、そのまま損切りということがよくあります。
よってこのパターンになった時に手を出してはいけません。
高値からの「売り」パターン

しばらくレンジのような状態が続いた時に、急にレンジを突破して上昇をしていきました。
その後に少し落ち始めた段階での「売り」エントリーです。
FX初心者にありがちで、その時々の動きに振り回されたエントリーとなります。
しばらく続いたレンジを突破したわけですから何らかの理由があったわけです。
FXでは一度トレンドが出始めると、しばらくは続く傾向にあります。
よって流れに逆らって「売り」を狙うというのは危険な行為となります。
基本的に相場の底と天井を見抜くというのは至難の業です。
よって流れに逆らうトレードではなく、流れに乗るトレードをおすすめします。
アメリカ・欧州時間のレンジ内トレード

これはトレンドが出やすいと言われる、アメリカ時間や欧州時間にレンジの中でトレードを行ってしまうパターンです。
例えば上記のように緑丸2点・青丸2点が確定したために赤線を引き、レンジ内でのトレードを行ってしまうことです。(上の赤線で「売り」、下の赤線で「買い」)
日本時間、つまり日本の昼間のトレンドが出にくいと言われている時間なら、このやり方も良いかと思います。
ですが、アメリカ時間や欧州時間でこれをやると、ピンク丸や黄色丸あたりで損切りとなる可能性が高いです。
トレンドラインまでの戻りを狙うパターン

黒線で示した価格の動きが、ピンク線で示したトレンドライン上できれいに反発しています。
この場合に赤丸で示したように、上昇後の下落でピンクのトレンドライン付近まで利益をねらうため「売り」を行うパターンです。
現在の大きな流れは上昇です。
よって勢いが強い場合は、トレンドラインまで価格がきれいにもどってくるかはわかりません。
トレンドラインまで戻らずに再上昇をしていくことも十分に考えられます。
よってこのような逆張りトレードはしない方が良いでしょう。
不規則な動きをしている時の売買パターン

上記のように特に規則性がなく、次の動きが全く読めないパターンもエントリーをするのは良くありません。
ある程度同じところを行ったり来たりしているのなら、逆張りトレードも可能ですが、上記のように不規則な動きをする場合はトレードをしない方が良いでしょう。
ペナント、三角持ち合い内の逆張りパターン

上記のピンク線で示したように高値が徐々に切り下がり、安値が徐々に切りあがるペナントと呼ばれるチャートパターンがあります。
もしくは高値か安値かどちらかの切り下がり、切り上がりがないパターンもあります。
資料によってペナントと三角持ち合いを分けて説明しているものもありますし、同じものとして扱っているものもあります。
ここで説明するのは上記の図のように値幅がどんどん小さくなっていくパターンです。
規則性のある動きのように見えるため、この中で逆張りを行って失敗するパターンがあります。
上記の図ではきれいに書きましたが、実際にはどんどん値幅が小さくなっていくときに上下どちらにいくのか非常に分かりにくくなります。
よって明らかな方向性が出るまでは待つほうが良いでしょう。
レンジブレイクパターン

上記のように上昇後にレンジを形成しました。
その後にピンク線で表したレンジを下抜けしたのですが、この動きをみてレンジブレイクをしたと判断して「売り」エントリーを行うことは危険です。
といいますのも大きな流れは上昇となっています。
よって一度落ちたように見えるものの、確率としては上昇していく可能性の方が高いからです。
レンジブレイクをしてすぐにエントリーをしてしまうのではなく、しばらく様子を見るのが良いでしょう。
長期足の動きを無視したパターン
例えば日足が上昇を続けているのに、短期足で「売り」をねらう、またはその逆などが考えられます。
大きな時間足が上昇をしていても、短期足では一時的に下がる場面が出てきます。
ですが、大きな時間足と逆の動きは、小さな動きになりがちで、これをねらう場合は大きく利益をとるのは難しく、かつ損切りに合いやすいためおすすめできません。
まとめ
負けやすいチャートパターンは以上の8つです。
☆急落時の飛び乗りパターン
☆高値からの「売り」パターン
☆アメリカ・欧州時間のレンジ内トレード
☆トレンドラインまでの戻りを狙うパターン
☆不規則な動きをしている時の売買パターン
☆ペナント、三角持ち合い内の逆張りパターン
☆レンジブレイクパターン
☆長期足の動きを無視したパターン
勝ちやすいチャートパターンも別記事にまとめてあります。
そちらもご覧ください。
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