
過去の自分のトレード記録から、いろいろなパターンでエントリーをした際に、利益を取るにはどうしたらよいのかを解説した記事となります。
今回の記事から分かること
- 月足~1時間足までの環境認識の理解が深まる
- レジスタンスライン(上値抵抗線)からの「売り」エントリーの方法が分かる
つまりレジスタンスライン(上値抵抗線)に値が近づいてきた時に、「売り」をねらう際の考え方などをまとめてあります。
少し古い記録からの解説となりますが、考え方などは勉強になると思います。
事前の相場環境の認識からエントリーまで、完全にうまくいったトレードではありませんが、参考になれば幸いです。
レジスタンスラインとは?

レジスタンスラインとは上値抵抗線とも呼ばれます。
ある一定の所で上値が抑えられ、上に行けないポイントがいくつか存在する場合があります。
その上値が抑えられているポイントをラインでつなぐことができる場合があります。
そのラインをレジスタンスライン、もしくは上値抵抗線と呼ばれます。
上記の図で言うと黒線が価格の動き、赤線がレジスタンスラインになります。
レジスタンスラインから「売り」エントリーをする手法!
2020/05/11~14のトレード記録を再度まとめたものとなります。
環境認識は5/11に行いましたが、記事を書いたのは5/14のため、5/14のチャートを使用しています。
日足の相場環境を確認
まずエントリーをするにあたって通貨ペアを選びます。
日足を基準にきれいに見える通貨ペアを探しました。
・・・直近がコロナの影響か相場の乱高下がひどく、きれいに見えるチャートはないですね。
ですが唯一ドル円が直近下降が続いているため売り、ユロドルが直近レンジが続いているということで逆張りができるかもと思っていました。

ドル円日足チャート。
赤丸のあたり直近はきれいに下降しているかな、と判断しました。
ちなみにドル円日足は直近円高になっており、きれいに波形を描いているように見えたため今回は買いは行わず、売りをずっと考えていました。
月足と週足の相場環境を確認
念のため月足と週足も確認しました。

ドル円月足チャート。
三角持ち合いで方向感なしと判断(もっと大きい範囲で見ると上昇ペナントにも見える)

ドル円週足チャート。
全体的に下がってきているなという印象、これも見方によれば上昇ペナントを形成しているとも言えます。
ですが週足のため、いつかは上に上がるかもしれないが、いつになるかはわからない。
かなり先かもしれないということで直近を重視して、下目線で日足と同じく売りでいいだろうと判断しました。
4時間足の相場環境を確認

次はドル円4時間足チャートです。
直近が上値抵抗線を突破していますが、5/11の時点ではまだ突破しておらず全体的に円高に向かっていることから売りでよいと判断してます。
1時間足の相場環境を確認

次はドル円1時間足。
エントリーを検討している時点では黄色丸の所までローソク足はきておらず、下の方から赤線のレジスタンスラインまで値が上昇すれば黄色矢印方向へ行くのでは?と考えていました。
詳しくは後程記述しています・・・
エントリーポイントと最終結果

そして最終結果です。
赤丸辺りで「売り」でエントリー後、勢いよく上がっていきましたが、売り目線の考えは間違っていなかったようで、どんどん下がっていき黄色丸あたりで決裁しました。(+28.1pips)
ほんとはもっと長い期間ポジションを持っていようかとも思いましたが、黄色丸あたりでまた勢いよく上昇し始めたこと、ドル円ばかり見てることに飽きてきたこと、そろそろ違う通貨ペアをやってみたくなったこと、以上のことから決裁しました。
ちなみに今回は月足、週足、日足、4時間足、1時間足と長期足は全部見ましたが、正直ここまで見るかどうかはほんとに人それぞれだと思います。
長期足全部見ていると買いか、売りか判断が付かなくなるからです。
ですので一番重視しているのは日足の動きです。
実際に今回も全部長期足は見ていますが、日足を一番重視していました。
スキャルピングやデイトレードの方も日足は確認をしておいたほうが良いかと思います。
レジスタンスラインから「売り」エントリーをした根拠

今回ドル円を選んだ理由として、もう一つ大きな理由があります。
それは上記の赤線(レジスタンスライン)まで値が上がってこれば、黄色丸の所での「カップ・ウィズ(アンド)・ハンドル」で利益が取れるのでは?と考えたことです。(つまり黄色丸の辺りから黄色矢印方向へ進むと予想していた。)
そして「売り」エントリー後に、じっと待ち続けていたのですが、なぜかこの時、勢い良く上昇していき見事に期待を裏切ってきたのでした。
本来スキャルピング、デイトレードの場合、自分の想定と違えば損切りを検討したほうが良いと思います。
ただ今回は、数日持ち続けるつもりであったことから上下に振り回されてはいけないということ、大きな時間足で「売り」と判断していたため、そのまま持ち続けました。
損切り幅も広めに設定してます。
一つ反省点を上げるとすれば、黄色丸辺りで、はっきりとした陰線が出てから売りを行えば良かったかなと思いました。
最後に
今回の手法はレジスタンスラインまでローソク足が来た時に「売り」エントリーをするというものですが、これは「カップウィズ(アンド)ハンドル」とも呼ばれる手法となります。
カップウィズ(アンド)ハンドルについては、別記事で詳しく解説しておりますのでそちらもご覧ください。
月足から1時間足まで徹底分析!レジスタンスラインで成功する売りエントリー戦略でした。
コメント