
FXでチャートパターンを利用してトレードを行っている方は多いと思います。
その際に利益確定をどこで行っていますか?
この判断を間違えるとせっかく利益が出たのに戻ってきてしまい「±0」になってしまうこともあると思います。
今回はチャートパターンが出た時に利益確定のタイミングについて解説をしていきます。
ダブルボトムの場合

ダブルボトムの場合ですが、安値からネックラインまでとネックラインから利益が伸びた地点までが1:1くらいになる傾向にあります。
もちろん絶対にこうなるという訳ではありませんが、1:1の辺りで調整の売りが入りやすくなり、一度レンジのような状態になりやすいです。
その後にどう動くかはわからないため利益確定としては、まず1:1の地点が候補となります。
ダブルトップの場合やトリプルボトム、トリプルトップなども理屈は同じになりますので、一つの目安として考えていただけらばと思います。

実際のチャートで確認してみます。
赤線でダブルボトムとネックラインを示してあります。
これを見ましても比率としては1:1くらいの所まで利益が伸びて、その後に一度レンジに移行していることが確認できます。
三角持ち合い(ペナント)の場合

三角持ち合い(ペナント)の場合もキーワードとしては1:1となります。
三角持ち合いの最大幅を「1」とすると、三角持ち合いを抜けた後に同じだけの「1」利益が伸びる可能性があります。
今回は三角持ち合い後に上昇をする上昇ペナントの例となっていますが、三角持ち合い後に下降する場合や下降ペナントでもだいたい同じくらいになる傾向です。

こちらも実際のチャートを用意しました。
青線で示したように1:1という割合になっているのが分かります。
ほとんどのパターンが上記で紹介したものですので、それ以上の利益をねらうには別の根拠が必要になってきます。
ですので、今まで紹介したような1:1で利益確定するか、それ以上の利益をねらいたい場合は半分利益確定させて、もう半分で利益を伸ばすというのも戦略です。
まとめ
ダブルボトム、ダブルトップ、トリプルボトム、トリプルトップ共にネックラインを基準に1:1くらいの利益獲得が期待できます。
三角持ち合い、もしくはペナントの場合も1:1くらいが利益獲得の目安となります。
あまり欲張りすぎずに1:1を目安に利益確定を、まずは目指してみましょう!
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