
レンジをブレイクした後にどのようにエントリーをしていけば良いのか?
長い間、レンジを抜けるのを待っていた方には悩ましい問題です。
今回解説するのは、レンジをブレイクした後にどのように利益を確保していけば良いのか?
エントリー方法のご紹介です。
レンジブレイク時のシナリオを立てる

上記はトップ画像と同じもので、ポンドドルの日足の一部となります。
あえてチャート右側を消しています。
今の相場の状況として、赤丸の辺りでレンジを形成しているように見えます。
ここでトレンドラインや水平線、その他もろもろチャートを分析して今後どういうシナリオを立てますか?
なお週足も上昇トレンド継続中とします。
下降トレンドになった場合は逆に考えてください。
上記の条件のもと、自分ならこうします、という一例を紹介してみたいと思います。
相場の節目を見極めラインを引く

先ほどと同じくポンドドルの日足です。
今回は先ほど消しておいた右側の部分も表示させています。
まず相場を分析をするために水平線かトレンドラインを引きます。
今回のようなローソク足の動きの場合のラインの引き方としては2パターン考えられるかと思います。
一つはレンジと判断をして黄色線で示したような水平線を引く方法。
もう一つは上昇をして現在のような状況となっていることから上昇フラッグと考える方法です。
エントリーポイントは?

では最初に、レンジと判断をして黄色の水平線を引いた場合のエントリーポイントを探してみましょう。
この場合はレンジを抜けるまで待つことが大事になってきます。
レンジ内での逆張りをやるという方法もありますが、FXを始めて日が浅い場合は逆張りはおすすめできません。
大きな流れにのってトレードをするトレンドフォローをおすすめします。
よってこの場合は青丸のレンジを抜けるポイントまで待つことが一番です。
そしてここからは人それぞれなのですが、レンジを抜けたためすぐに「買い」を行う場合や一度押し目を待つやり方などがあります。
基本的に一度押し目を待つようにすることがおすすめです。
なぜなら一度レンジを抜けて上昇をするのかと思ったら再度下降していく「ダマシ」と呼ばれるパターンもあるからです。
今回日足での解説ですので、このまま日足の押し目を待つやり方と短期足に切り替えて青丸部分に押し目が形成されている時間足を探し、その時間足でエントリーをするという方法があります。
次に考えられるのがピンク丸ポイントです。
このポイントは黄色水平線にきれいに反発し上昇をしています。
さらにピンク丸のローソク足の形が「つつみ線」(抱き線)と呼ばれる形になっているように見えます。
この形はその後の上昇を示唆するローソク足のパターンのため、ある程度自信を持ってエントリーが出来そうです。

一つ上のチャートと同じものになります。
説明が長くなると画面をスクロールしながら見るため、画像が上の方に行ってしまいます。
そうしますと、どこの説明をしているのか分かりづらいかと思い、再度同じ画像を掲載しました。
先ほどの続きで、今度は上昇フラッグではないかと判断をして、赤のチャネルラインを引いた場合のエントリーポイントを考えてみたいと思います。
まずリアルタイムでチャートを見ていた際にチャネルラインの部分で、その後上昇するかはわかりません。
ただヒントになりそうなことはあります。
それが黄色丸の部分です。
この部分はチャネルの下限にタッチすることなく上昇していったことが確認できます。
よって「買い」の力が強くなってきたと判断をして、そろそろ上抜けをするかもしれないと考えることが出来ます。
そして最初のエントリーポイントとして考えられるのが、チャネルを抜けた赤丸辺りです。
ここは陰線も2つくらい出ていることから短期足に切り替えてエントリーポイントを探せば、押し目を形成されているポイントを探せるかもしれません。
そして今回の場合、日足での検証となりますので日足の節目を知っておくことは重要です。
よってトレンドラインやチャネルラインで相場環境を確認した場合でも、水平線は引いて置いたほうが良いでしょう。
そうなると上記の青丸やピンク丸のポイントもエントリーポイントの候補として上がります。
以上、レンジブレイクエントリー手法の詳細解説でした。
まとめ
レンジ内での逆張りをメインにトレードを行うのも良いですが、今回紹介した内容はレンジブレイク後のエントリー方法について解説しました。
レンジをブレイクした後にエントリーの候補となるのは一度、押し目を形成したりサポートラインやレジスタンスラインが逆転した場所でのエントリーが基本となり、一番勝率が高くなるポイントです。
さらには長期足の関係を見ることも大事になってきます。
スキャルピングメインの場合は、あまり関係なくなりますが、大きく利益を伸ばすことを考えた場合は長期足とエントリー方向を合わせた方が利益は伸びていく可能性が高いです。
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