
FXのテクニカル分析で必須とされるツールの一つが、フィボナッチ・リトレースメントです。
「どのくらい価格が戻るのか?」という疑問に、自然界の法則に基づいた確度の高い答えを与えてくれる強力な指標です。
この記事では、フィボナッチの基礎理論である「黄金比」の解説から、長期・短期それぞれのトレードスタイルに合わせた具体的なエントリー戦略までを徹底解説します。
MT4を使った高度な分析にはFXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)が最適です
フィボナッチ・リトレースメントは、高値と安値を正確に捉える高い分析精度が求められます。この高度なテクニカル分析をストレスなく行うには、カスタマイズ性が高く、豊富な描画ツールを備えたMT4(メタトレーダー4)が不可欠です。
特に「FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)」は、
- MT4が無料で使える国内業者であること
- スプレッドが狭く、短期トレードにも向いていること
- 約定スピードが速く、テクニカル派トレーダーに人気であること
という特徴があり、私も含め多くのプロが愛用しています。
「これからフィボナッチを使った分析を本格的に身につけたい」「MT4で自分の手法を検証したい」という方は、まずFXTFの口座開設から始めてみましょう。
▶︎ FXTFの公式サイトはこちら→FXトレード・フィナンシャル
フィボナッチ・リトレースメントとは?黄金比の基礎知識

フィボナッチ・リトレースメントは、13世紀の数学者レオナルド・フィボナッチ氏が発見した数列(1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, …)を応用した分析手法です。
この数列から導かれる「黄金比」(約1.618)は、自然界や芸術作品に多く見られる比率であり、市場の参加者の心理的節目としても機能します。
リトレースメントとは「後に戻る」「引き返す」などの意味があり、上昇トレンドや下降トレンドにおいて、一時的に価格が押し戻される際の目安となる数値となります。
そして、このフィボナッチ・リトレースメントで特に注目される数字は「38.2%」「50%」「61.8%」の3つです(MT4では23.6%も使われています)
- 38.2%:浅い押し・戻りの目安。勢いが強いトレンド中に現れやすい。
- 50.0%:統計的な半値戻し。シンプルですが、トレーダーの心理的な節目として最も意識されやすい水準です。
- 61.8%:黄金比と呼ばれる最も重要な水準です。このラインで反転した場合は、トレンドが継続する可能性が極めて高いと判断されます。
これは上昇トレンドを例にすると、上昇トレンドといえど波打って進んでいくため何度か下がる時があります。
その際にどの程度下がるのかという一つの目安となる数値となります。
【図解】フィボナッチ・リトレースメントの正しい引き方

上昇トレンドの場合の一例を示します。
現在の時間が縦の黄色線としますと、その時に見えるチャートの一番下から一番上に向かってフィボナッチ・リトレースメントを引きます。
その後、赤の矢印で示したように相場が下がり出しました。
これがどの程度下がるかの予測をするのにフィボナッチ・リトレースメントが一つの目安となります。
赤の水平線は上から0%、23.8%、38.2%。50%、61.8%、100%です。
最も低いポイントが100%となり、最高値が0%です。
青丸で示したように注目されるポイントに反応しているのが確認できます。
このようにフィボナッチ・リトレースメントは、一度止まるポイントや反転ポイントを予測する際に非常に有効です。
ちなみに下降トレンドの場合は逆に考えます。
長期足・短期足での反発ポイント検証
先ほどの「【図解】フィボナッチ・リトレースメントの正しい引き方」で載せてあるチャートはドル円日足です。
長期足では効いているポイントはいくつかありますね。
では短期足の場合はどうでしょうか?

ドル円5分足のチャートです。
黄色丸が一番価格の低い所、ここを基準に画面上最高値の青丸の所に合わせフィボナッチ・リトレースメントを引いてみました。
その後、相場はどのようになっているでしょうか?

上記はドル円5分足チャートで先ほどのチャートの右側(その後)です。
青丸が一つ前のチャートの青丸部分です。
これを見る限り5分足の短期足でもピンク丸で示したように、フィボナッチ・リトレースメントの数値に反応していることが確認できます。
よって、このツールは長期足だけでなく短期足でも機能しています。
【実践手法】トレードスタイル別エントリー戦略
フィボナッチ・リトレースメントを利用した手法となりますと、投資スタイルによって少しだけやり方が変わってきます。

まずは上記のチャートを例に解説していきます。
現在の時刻を赤の縦線と仮定して、その時点での高値と安値の赤丸2つを基準にフィボナッチ・リトレースメントを引きます。
そうしますと次の画像のようになります。

赤の縦線の時刻を基準にフィボナッチ・リトレースメントを引きました。
その後はフィボナッチ・リトレースメント付近で、どのようにエントリーを組み立てるかが重要になります。
青丸付近での対応はトレードスタイルによって異なりますが、基本的な判断基準は共通しています。
デイトレード〜スイング:長期トレンドに合わせた順張り戦略
デイトレード~スイングトレードの場合は、長期足の動きに合わせた方が良いと思われます。
例えばドル円の場合、チャート上で円安方向へトレンドが出ているのであれば、先ほど引いたフィボナッチ・リトレースメントのライン付近に価格がきた場合に「買い」を検討するのが良いかと思います。
その逆で長期足が円高方向へトレンドが出ているのであれば、フィボナッチ・リトレースメントライン付近まで価格が来た時に「売り」場面を探すほうが良いと思います。
長期足のトレンドに逆らってのエントリーはデイトレード~スイングトレードの場合は、負ける可能性が高まります。
実際のエントリー方法としては、ラインに近付いたから「買い」「売り」をしてしまうのではなく、一度押し目、戻り目を待ってのエントリーが鉄則です。
スキャルピング:ラインでの反発を狙う超短期逆張り

先ほどのデイトレード~スイングトレードの場合は長期足の動きに合わせてトレードを行った方が良いと解説しましたが、スキャルピングの場合は少し変わります。
スキャルピングの場合は超短期決戦なためライン付近で「買い」「売り」両方のシナリオを立てることが可能です。
よって上記の赤矢印で示したようにラインに価格が近づいた場合に、「買い」「売り」両方検討してみると効果的です。
具体的には下から価格が上がっていきラインに当たりそうな辺りで、反転を予想しての逆張り、ラインを超えた場合は一度押し目を待ち「買い」などです。
トータルでプラスの利益を出すためには、「許容可能な損失(リスク)」を設定し、計画的にロット管理を行うことがプロの鉄則です。
あと、上記では時間足を変更せずに解説しています。
ライン付近で、もっと短い時間足に変えて短時間でのエントリーから決済まで終わらせるというのも戦略の一つになります。
まとめ:フィボナッチは「万能ではない」と知る
フィボナッチは、単体で利用するものではなく、移動平均線や水平線、他のインジケーターと根拠が重なるポイントでこそ最大の効力を発揮します。
よって他のインジケーターや根拠も含めて相場を検証することが重要です。
そしてダメだった時は塩漬けをせず、損切りルールを徹底することが長期的な利益につながります。
フィボナッチに関して他にも記事を書いておりますので、参考にしてください。





コメント