
FXTFでは、2026年9月1日から「FXTF MT5」の提供が始まりました。
これまでFXTFでMetaTraderといえばMT4でしたので、
「MT5が始まったなら、これからはMT5を使ったほうがいい?」
「MT5でドル円も取引できる?」
「原油や金を取引するときはMT5を選べばいい?」
と疑問に思う人もいるでしょう。
ここで最初に確認しておきたいのが、2026年9月30日時点では、FXTF MT5でFX取引はまだ始まっていないことです。
現在利用できるのは商品CFDと暗号資産CFDで、FXは「Coming Soon」と案内されています。FXTFはFXについて、今後数か月以内を目途に準備を進めるとしています。
そのため、
「MT5はMT4より新しいから、そのまま乗り換えればいい」
という単純な話ではありません。
現時点では、取引したい商品や使いたい機能によってMT4・MT5・GXを使い分けるほうが分かりやすいです。
この記事では、FXTF MT5で現在何ができるのか、MT4やGXと何が違うのか、メリットだけでなく取引コストや注意点まで順番に解説します。
結論|FXTF MT5は商品CFDを本格的に分析したい人と相性がよい
先に結論からお伝えすると、FXTF MT5は、
原油や金などの商品CFDを、MetaTraderの豊富な分析機能を使いながら取引したい人
と相性のよい取引システムです。
2026年9月30日時点で大まかに分けると、次のようになります。
| やりたいこと | 選択肢 |
|---|---|
| FXをMetaTraderで取引したい | MT4 |
| 原油・金などの商品CFDをMT5で分析・取引したい | MT5 |
| 暗号資産CFDをMT5で取引したい | MT5 |
| MT4用EA・インジケーターを利用したい | MT4 |
| 21種類の時間足などMT5の機能を使いたい | MT5 |
| FX・商品CFDなどを一つのシステムで扱いたい | GX |
MT5が登場したからといって、MT4が不要になったわけではありません。
FXTFもMT4を引き続き提供するとしています。
またGXについても、単に「初心者用の簡単なツール」というわけではありません。
FXTF GXではFX・商品CFD・暗号資産CFDなどを一つのプラットフォームで扱え、PC版ではTradingViewも利用できます。操作の分かりやすさを重視するならGX、本格的にMetaTraderを使いたいならMT4・MT5という考え方が分かりやすいでしょう。
FXTF MT5とは?2026年9月時点でできること
FXTF MT5は2026年9月1日に提供開始
FXTF MT5は、2026年9月1日に正式にサービスを開始しました。
最初からFXまで含めて提供されたわけではなく、
- 商品CFD
- 暗号資産CFD
の2サービスからスタートしています。
ここは、MT5という名前だけを見ていると少し分かりにくいところです。
一般的にMetaTraderというとFXを思い浮かべますが、現在のFXTF MT5では、むしろ商品CFDや暗号資産CFDをMetaTraderで取引できるようになったことが大きな特徴です。
商品CFDは金・銀・原油・天然ガスの4銘柄
FXTF MT5の商品CFDでは、次の4銘柄を取引できます。
| 銘柄 | シンボル | 1ロット |
|---|---|---|
| 金 | XAU/USD | 1トロイオンス |
| 銀 | XAG/USD | 10トロイオンス |
| 原油 | XTI/USD | 10バレル |
| 天然ガス | XNG/USD | 100mmBtu |
最小注文数量はいずれも1ロットです。
個人口座の場合、商品CFDの必要証拠金は取引時価総額の5%です。
つまり、最大レバレッジは20倍となります。
例えばFXの25倍と同じ感覚でポジションサイズを決めるのではなく、商品CFDの値動きや証拠金条件を確認したうえで取引する必要があります。
暗号資産CFDにも対応
FXTF MT5では、
- BTC/JPY
- ETH/JPY
- BTC/USD
- ETH/USD
などの暗号資産CFDも利用できます。
ただし、商品CFDと暗号資産CFDを一つのMT5口座ですべて取引する仕組みではありません。
FXTFではサービスごとに専用のMT5口座が必要で、すでにFXTFの口座を持っている場合はマイページから追加口座を申し込めます。
この記事では、私のサイトで扱っているテーマとの関係から、商品CFDを中心に見ていきます。
FXはまだMT5で取引できない
ここは特に注意したいところです。
2026年9月30日時点では、FXTF MT5でドル円やユーロドルなどのFXは取引できません。
公式ページでもFXは「Coming Soon」と表示されています。
FXTFは、MT5でのFXについて「今後数か月以内を目途」に準備を進めるとしていますが、具体的な開始日はまだ発表していません。
したがって現時点では、
FXをMetaTraderで取引するならMT4
商品CFDや暗号資産CFDをMetaTraderで取引するならMT5
と考えると分かりやすいでしょう。
FXTF MT5とMT4は何が違う?
MT5という名前を見ると、
「MT4を少し新しくしただけなのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、分析機能や処理環境などにはかなり違いがあります。
| 比較項目 | MT4 | MT5 |
|---|---|---|
| FXTFで現在扱う主な商品 | FX | 商品CFD・暗号資産CFD |
| 時間足 | 9種類 | 21種類 |
| 処理環境 | 32bit | 64bit |
| EA | 対応 | 対応 |
| フォワードテスト | ― | 対応 |
| ストップリミット注文 | ― | 対応 |
| 内蔵インジケーター | MT5より少ない | 100種類以上 |
| MT4用EAとの互換性 | ― | そのまま利用不可 |
FXTFはMT5について、64bit対応、21種類の時間足、フォワードテスト、ストップリミット注文、100種類以上の内蔵インジケーターなどを特徴として挙げています。
MT5では21種類の時間足を使える
MT4では9種類だった時間足が、MT5では21種類に増えています。
1分足から月足まで、より細かく時間軸を選択できます。
ただし、
「時間足が多いから相場予測が当たりやすくなる」
わけではありません。
むしろ初心者の場合、あれもこれも見ると判断しにくくなることがあります。
普段は日足・4時間足・1時間足など自分が使う時間足を決めておき、必要に応じてMT5ならではの時間足を追加するほうが使いやすいと思います。
チャートや注文機能も強化
MT5では、チャートの中に別の時間足などを表示するミニチャートや、チャートを本体画面から切り離すアンドック機能などがあります。
複数モニターを使ってチャートを分析する場合には便利です。
また、MT4にはなかったストップリミット注文も利用できます。
単純に買う・売るだけなら必要ない機能もありますが、細かく注文条件を設定したい人にとって選択肢が増えています。
EAの検証機能も強化
MT5ではバックテストだけでなく、フォワードテストや結果のグラフ分析も利用できます。
EAを使って自動売買をする人や、自分で作った売買戦略を検証したい人には大きな違いです。
一方、裁量トレードしかしない場合は、バックテスト機能の違いをそれほど重視する必要はないでしょう。
MT4用EA・インジケーターはそのまま使えない
MT4を使っている人が一番注意したいのはここです。
MT4向けに作成されたEAやカスタムインジケーターを、そのままMT5へ移して利用することはできません。
MT4とMT5では実行環境が異なるためです。
ですから、
「MT5のほうが新しいから、MT4から全部移行しよう」
と考える必要はありません。
現在使っているMT4用EAやインジケーターに満足しているなら、そのままMT4を使い続ける理由があります。
FXTF MT4の特徴や使い勝手については「FXTFのMT4は使いやすい?特徴・メリット・デメリットを解説」で詳しく紹介しています。

FXTF MT5のスプレッド・手数料は?
FXTFの広告や公式サイトを見ると、「ゼロスプレッド」という言葉が目に入ります。
そこで、
「MT5なら原油も金もスプレッド0なの?」
と思うかもしれません。
実際には、すべての商品がゼロスプレッドではありません。
原油・金・銀はゼロスプレッド対象外
商品CFDのうち、24時間ゼロスプレッド(原則固定・例外あり)の対象となっているのは天然ガスです。
一方、
金・銀・原油はゼロスプレッドの対象外
です。
特に原油の記事からFXTF MT5を知った人は、この点を確認しておきたいところです。
「FXTFはゼロスプレッドだから原油も0」
とは考えないようにしてください。
建玉連動手数料もかかる
スプレッドだけを見れば取引コストが分かるわけでもありません。
FXTFの商品CFDには建玉連動手数料があります。
手数料は銘柄や売買種別、建玉数量・発注数量などによって変わります。
MT5の商品CFDでは、新規取引時に片道分の手数料が残高から差し引かれます。
したがって取引コストを見るときは、
スプレッドだけではなく建玉連動手数料まで確認する
ことが大切です。
ポジションを翌日に持ち越すならスワップも確認
商品CFDを数日以上保有するのであれば、スワップポイントも確認しておきたいところです。
FXTFでは、金・銀はリースレートや金利差など、原油・天然ガスは限月間の価格差などを基にスワップポイントを決定しています。
短期売買なら影響が小さい場合もありますが、長く保有する場合は無視できません。
そのため、
スプレッド+建玉連動手数料+保有期間に応じたスワップ
まで確認してから取引するほうがよいでしょう。
FXTF MT5で原油を取引できる
今回、私がFXTF MT5の記事を作る理由の一つが原油です。
FXTF MT5では原油をXTI/USDとして取引できます。
配信価格は1バレルあたりの米ドル価格で、1ロット=10バレル、最小注文数量は1ロットです。
原油は、中東情勢やOPEC+、世界景気、在庫など多くの材料で大きく動く商品です。
短期間で値幅が出ることもあるため、FXと同じ感覚でポジションを大きくしないように注意したいところです。
一方、チャート分析という面では、21種類の時間足を利用できるMT5との相性はよいと感じます。
日足で大きな流れを見る。
4時間足で現在の波を見る。
必要であれば、さらに細かい時間足を確認する。
このように時間軸を変えながら分析できます。
今後の原油相場については「2026年末~2027年の原油価格予測」で、WTI・Brentの見通しを詳しく分析しています。

原油を見るならカナダドルとの関係も知っておきたい
原油価格は、FXではカナダドルを見る材料の一つでもあります。
カナダは主要な産油国だからです。
ただし、
「原油が上がれば必ずカナダドルが上がる」
ほど単純ではありません。
金利や米ドル、世界景気などの影響によって、原油とカナダドルが同じ方向へ動かないこともあります。
原油とカナダドルがなぜ関係するのかについては「原油価格とカナダドルの関係」で詳しく解説しています。

原油以外に金・銀・天然ガスも取引できる
商品CFDで取引できるのは原油だけではありません。
金、銀、天然ガスにも対応しています。
特に、
「普段はFXを取引しているけれど、金もチャート分析したい」
という人にとって、MetaTrader系の操作環境で商品CFDを扱えることはメリットでしょう。
ただし、それぞれ値動きの特徴が違います。
金と原油を同じポジションサイズ、同じ損切り幅で取引すればよいわけではありません。
MT5という取引ツールが同じでも、取引する商品の特徴は別々に理解する必要があります。
FXTF MT5のメリット
21種類の時間足で分析できる
MT5では21種類の時間足を利用できます。
短期から長期まで細かく時間軸を変えながら分析したい人には便利です。
ただ、すべてを見る必要はありません。
自分に必要なものだけを使うほうが、結果的にはチャートをシンプルに見られると思います。
EAやカスタムインジケーターを使える
MT5でもEAを利用できます。
自動売買だけでなく、自分に必要なインジケーターを追加して分析環境を作りたい人にも向いています。
ただし、MT4用のものをそのまま使えない点は忘れないようにしてください。
バックテストを細かく検証できる
フォワードテストやグラフ分析など、売買戦略の検証機能もMT4より強化されています。
EAを使う人にとっては、
「過去相場では良かった」
だけでなく、その後のデータでも同じ傾向が見られるのかを確認しやすくなります。
PCとスマートフォンに対応
FXTF MT5は、PCインストール版とスマートフォンアプリに対応しています。
FXTFのPC版サポート対象環境はWindows 11で、スマートフォンはApp Store・Google Playからアプリを利用できます。
自宅ではPCで分析し、外ではスマートフォンでポジションを確認するといった使い分けもできます。
FXTF MT5のデメリット・注意点
現時点ではFXに対応していない
最大の注意点は、やはりFXです。
2026年9月30日時点ではMT5でFXを取引できません。
ドル円などをMetaTraderで取引したいのであれば、現時点ではMT4を利用することになります。
今後FXが追加されれば、MT4とMT5の選び方は変わる可能性があります。
MT4用EA・インジケーターをそのまま移行できない
MT4で長年使っているEAやインジケーターがある場合、MT5へそのまま持っていくことはできません。
これは既存のMT4利用者にとって、かなり重要なポイントです。
新しいからMT5へ移るのではなく、
今使っている環境を残すメリットがあるか
まで考えて選んだほうがよいでしょう。
商品CFDと暗号資産CFDで口座が分かれる
MT5という一つのソフトを使いますが、FXTFでは商品CFD口座と暗号資産CFD口座が分かれています。
複数サービスを使う場合は、それぞれ口座を用意する必要があります。
機能が多いぶん最初は分かりにくい可能性がある
21種類の時間足や多数のインジケーター、EAなどはMT5の強みです。
ただ、
「原油チャートを確認して普通に注文できれば十分」
という人にとっては、機能が多すぎると感じる可能性もあります。
多機能であることと、誰にとっても使いやすいことは別です。
FXTF MT5・MT4・GXはどれを選べばよい?
ここまで見ると、
「結局、自分はどれを使えばいいの?」
と思うかもしれません。
私なら、新しいか古いかではなく、やりたいことから逆算して選びます。
MT4が向いている人
2026年9月末時点で、
- FXをMetaTraderで取引したい
- MT4用EAを使いたい
- 使い慣れたMT4環境を残したい
という場合はMT4です。

MT5が向いている人
- 原油・金などの商品CFDをMetaTraderで取引したい
- 21種類の時間足を使いたい
- EAやバックテストを活用したい
- MT5の分析機能を利用したい
という人にはMT5が候補になります。
GXが向いている人
GXはFX・商品CFD・暗号資産CFDなどを一つのプラットフォームで利用でき、FXTFも分かりやすさを重視した取引システムとして案内しています。
またPC版ではTradingViewも利用できます。
そのため、
「MetaTraderにこだわりはない」
「複数の商品を一つのシステムで扱いたい」
という人ならGXも比較する価値があります。
単純に、
初心者=GX、経験者=MT5
と分ける必要はないと思います。
FXTF MT5はどんな人に向いている?
ここまでをまとめると、FXTF MT5が向いているのは、
- 原油・金・銀・天然ガスの商品CFDを取引したい
- MetaTraderで商品CFDを分析したい
- 21種類の時間足を使いたい
- EAやカスタムインジケーターを利用したい
- バックテストを細かく行いたい
という人です。
一方、
- 今すぐMT5でドル円を取引したい
- MT4用EAをそのまま利用したい
- 多機能なシステムを必要としていない
という場合は、現時点では他の選択肢も検討したほうがよいでしょう。
MT5だから優れている、MT4だから古い、と単純に考えないほうがよいと思います。
FXTF MT5の始め方
FXTF MT5を利用する流れはシンプルです。
- FXTFの口座を用意する
- MT5商品CFD口座またはMT5暗号資産CFD口座を開設する
- MT5をダウンロードする
- MT5へログインする
- 取引を開始する
すでにFXTFの口座を持っている場合は、マイページからMT5口座を追加できます。
FXトレード・フィナンシャル≪取引手数料無料!≫FXTF MT5を利用するには、FXTF口座と利用するサービスのMT5専用口座が必要です。
FXTF MT5についてよくある質問
FXTF MT5でドル円は取引できますか?
2026年9月30日時点ではできません。
現在対応しているのは商品CFDと暗号資産CFDで、FXはComing Soonです。
MT5が始まったらMT4はなくなりますか?
FXTFはMT5開始後もMT4を継続すると発表しています。
MT4用EAなどを利用している場合は、無理にMT5へ移行する必要はありません。
FXTF MT5で原油を取引できますか?
できます。
XTI/USDとして提供されており、1ロット=10バレル、最小注文数量は1ロットです。
個人口座の必要証拠金は取引時価総額の5%で、最大レバレッジは20倍です。
ただし、原油はゼロスプレッドの対象外で、別途建玉連動手数料も確認する必要があります。
MT4のEAをMT5で使えますか?
そのままでは利用できません。
MT4とMT5では実行環境が異なるため、MT5に対応したEAが必要です。
スマートフォンでも使えますか?
利用できます。
iPhone・Android向けのMT5アプリが案内されています。
まとめ|FXTF MT5はMT4の代わりではなく、選択肢が増えたと考える
FXTF MT5は2026年9月1日に提供が始まりました。
2026年9月30日時点では、
商品CFDと暗号資産CFDに対応し、FXはまだComing Soon
という状況です。
MT5には21種類の時間足、64bit環境、100種類以上の内蔵インジケーター、フォワードテストなど、MT4から強化された機能があります。
特に原油や金などの商品CFDをMetaTraderで分析したい人にとっては、選択肢が増えたことになります。
一方で、
MT4用EAをそのまま使えない。
商品CFDと暗号資産CFDでは口座が分かれる。
原油・金・銀はゼロスプレッド対象外。
建玉連動手数料もある。
といった点は、利用前に確認しておきたいところです。
私なら、
FXをMetaTraderで取引するならMT4
原油や金などの商品CFDをMetaTraderで細かく分析するならMT5
複数の商品を一つのシステムで扱いたいならGXも比較
というように、目的から選びます。
MT5が新しいからMT4をやめる必要はありません。
「MT4からMT5へ置き換わった」のではなく、「自分の取引スタイルに合わせて選べる環境が一つ増えた」
と考えるのが、現在のFXTF MT5を一番分かりやすく捉える方法だと思います。
今後MT5でFX取引が始まれば、MT4との使い分けも変わる可能性があります。
そのときは、対応商品や取引条件を確認しながら改めて比較する必要があります。


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