
エントリーポイントを見つける際に、勘、運などに頼っていると勝ち続けることは難しいと思います。
しっかりと根拠を持ってエントリーをすることが重要です。
では、どのようにして根拠を持ったエントリーポイントを探せばよいでしょうか?
具体的に解説していきます。
※なお、使っている記事は、過去にトレード分析として使用したものを再編集して、まとめたものを使用しています、よって日付が少し古いものとなっております。(2020/11/02~06)
さらに今回のチャート分析は、AUD/JPYを使用し、後からチャートを見ての分析になります。
日足分析

AUDJPYの日足です。
赤の縦線で囲まれた期間が今回の検証対象期間である(2020/11/02~06)となります。
まずはここの期間をなかったものと考えて相場を分析して、その後に検証対象期間でエントリーポイントを絞り込んでみるという流れになります。
日足の相場環境ですが、ずっと上昇トレンドを形成しているように見えました。
これだけ上昇の勢いが強い場合は「買い」目線でエントリーポイントを絞り込みたい所です。
ですが直近は高値を更新できないような状況が続き、レンジのような状況になっているように見えます。
見方によっては上昇フラッグを形成しているようにも見えることから、いずれは上に行く流れに変わるかもしれません。
安値がもう少し更新できていれば、きれい上昇フラッグと考えても良さそうですが、ほぼ同じ位置で止まっているため現在は上昇中とも下降中とも言えない状況と判断できそうです。
よって4時間足の状況をみて、さらに相場環境を分析してみたいと思います。
なおフラッグに関して詳しい内容は、別記事で解説しております。
4時間足分析

AUDJPYの4時間足です。
赤の縦線で囲まれた期間が今回の検証対象(2020/11/02~06)で先ほど日足で説明した期間と同じです。
そして青丸の節目を元に水平線を引いてみました。
まず4時間足の相場環境として日足と同じく高値と安値を更新できておらず同じところをウロウロしているようです。
よってトレンドが出ていると言えないため、エントリーをしても長期でポジションを持つのは難しいと思います。
ということで水平線付近の動きを見て短期的な取引を行うことが良さそうです。
あと今回の検証対象期間はアメリカの大統領選挙の影響(2020年)でどう動くか全くわかりません。
よってエントリーをしないというのも選択肢の一つではありますが、今回はなんとかエントリーポイントを探してみたいと思います。
まず注目したのは黄色丸です。
ここは前回、前々回の安値を基準に引いた水平線と移動平均線にきれいに反応しているように見えます。
さらに長い下ヒゲを残しローソク足が確定しているため、今後に上昇の可能性を残していると判断しました。
この黄色丸の時点でエントリーは難しいと思いますので、次をねらいたいと思います。
次となりますと、移動平均線に反発したピンク丸辺りが良さそうです。
このポイントも黄色丸の所と同じく長い下ヒゲを出しています。
ローソク足実体部分が水平線にきれいに反応していることからも、ある程度自信を持ってエントリーできそうです。
あともう一カ所ですが、灰色丸の所です。
ここは水平線を上抜けした後に長い下ヒゲを残し、きれいにサポレジ転換しているポイントです。
4時間足ではこのくらいとなります。
サポレジ転換について詳しい解説は、こちらでしております。
1時間足分析

AUDJPYの1時間足です。
水平線は先ほどの4時間足で引いた水平線と同じもので、赤の縦線も日足、4時間足と同じものです。
エントリーポイントとして考えられるのが、まずは黄色丸になります。
ここは水平線を上抜けした後に押し目を形成したポイントです。
1時間足では移動平均線に反応していませんので別の時間足を探して、エントリーしやすい時間足を見つければ自信を持ってエントリーできるかと思います。
ちなみにこのポイントは今回の場合、30分足で移動平均線にきれいに反応していました。
次に注目するのは青丸ポイントです。
ここは水平線を上抜けした後にきれいに移動平均線に反応していることが確認できます。
よって今後の上昇を期待して、次の押し目で積極的にエントリーをしていきたい所です。
そのポイントが赤丸ポイントとなります。
きれいな押し目を形成したポイントですのでエントリーできそうですね。
まとめ
エントリー根拠として、
・日足→全体的に見て、上昇トレンドを形成しているように見える、だが直近はレンジに移行しているようにも見えることから時間足を変えて根拠を探してみる。
・4時間足→トレンドを形成しているとは考えにくい状況であるため、エントリーをしても長期でポジションを持つのは難しいと思える。大統領選挙の影響もあり、動きが読めない状況。だが明らかな相場の節目があり、移動平均線にも反応していることから、短期的な上昇はあり得るのではと判断できる。
・1時間足→相場の節目を意識していると、エントリーポイントはいくつか候補が挙げられる。よって自分がチャートを見ているタイミングなどから、今回の場合3か所くらい候補がありそうでした。
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