
タロットカードには、「大アルカナ」と「小アルカナ」の2種類があります。
「ワンドの3(スリー・オブ・ワンド)」は、小アルカナの中の「ワンド(棒)」というスートの1枚で、火のエネルギーや情熱、行動力といったテーマを持っています。
このカードには、遠くを見つめている人物が描かれていて、まるで「これから先に何が待っているのか」を見つめているような雰囲気です。
「準備は整った。あとは信じて進もう」そんな前向きな気持ちを表しているカードなんです。
ここからは、「ワンドの3」が持つ意味と、正位置・逆位置それぞれの解釈について、わかりやすくご紹介していきます。
ワンドの3が象徴するものとは?
このカードが示しているのは、「展望」「成長」「未来への期待」などのテーマです。
今まで積み重ねてきた努力がようやく実を結びつつあり、それを土台にして「次のステージへ進もうとしている段階」なんです。
つまり、“行動した結果をふまえて、次の可能性を見据える時”とも言えます。
もし今、何かを頑張っていたり、新しいことに挑戦しようとしている時に、このカードが出たら「あなたの選んだ道は間違っていないよ」「自信を持って、次の一歩を踏み出してみて」と背中を押してくれているのかもしれません。
正位置で出たときの意味
タロットカードが「正位置」で出た場合は、そのカードの持つポジティブな意味がストレートに表れます。
ワンドの3が正位置で出たときは、次のような解釈ができます。
準備が整い、未来に向かって進む時期
これまでの努力や計画が形になり始めています。
あとは行動あるのみ、という段階。
視野が広がるタイミング
小さな世界にとどまるのではなく、新しい可能性や出会いに目を向けることができる時です。
遠くを見て行動できる
目先のことだけではなく、数ヶ月先・数年先を見据えて動く力が高まっています。
協力関係がうまくいく
一人で頑張るというより、仲間やパートナーと力を合わせることで、より良い結果につながりやすいです。
たとえば、「留学したい」「転職して新しい環境に挑戦したい」といった前向きな目標がある時に、このカードが出たら「その夢、しっかり準備をすればきっと実現できるよ」と応援してくれているのかもしれません。
また、人間関係においても、「今の関係は安定しているし、これからさらに深まっていきそう」という前向きなメッセージと捉えることができます。
逆位置で出たときの意味
ワンドの3が「逆位置」で出た場合は、少し注意が必要なサインとなります。
意味合いが弱まったり、うまくいかない原因を教えてくれることもあります。
未来に対して不安を感じている
行動したい気持ちはあっても、「本当にこのままでいいのかな…」と不安が先に立ってしまいそう。
視野が狭くなっている
新しい選択肢に目を向ける余裕がなく、今いる場所に固執してしまっている可能性があります。
計画がうまく進まない
準備不足や、予想外のトラブルによって、思うように前に進めないことがあるかもしれません。
他人に頼りすぎている
自分の力で進むよりも、誰かの判断やサポートに依存してしまいやすい時です。
たとえば、「何か始めたいけど、どうしても一歩が踏み出せない…」というときに、このカードが逆位置で出たなら、「まずは小さなところから準備を始めてみよう」と伝えているのかもしれません。
あるいは、仲間との連携がうまくいかず、チームでの活動が停滞しているときに出たなら、「もう少し話し合いや信頼関係を築く必要がありそうだよ」というアドバイスとして受け取ることもできます。
ワンドの3からのメッセージ
このカードが伝えているのは、「あなたがこれまで積み上げてきたものは、ちゃんと形になっているよ」ということ。
正位置で出たなら、「自信を持って次のステップに進もう。新しい世界があなたを待っているよ」と背中を押してくれる頼もしい味方です。
逆位置の場合は、「焦らずに、まずは足元を整えよう。そのうえで未来を見ていこうね」と、立ち止まることの大切さを教えてくれています。
どちらにしても、「今ここから、未来に向けてどう進むか」が問われているタイミング。
決してネガティブなカードではなく、むしろ“希望”の要素が強いカードなんです。
最後に:ワンドの3のまとめ
✅ 正位置のワンドの3:今までの努力が実を結び、次のステージへ進むタイミング
✅ 逆位置のワンドの3:不安や迷いにとらわれすぎず、視野を広げて進んでみよう
このカードが出たときは、未来への希望や可能性を信じてみてください。
小さな一歩が、思わぬチャンスにつながっていくこともあります。
今のあなたには、その可能性がちゃんと備わっているはずですから。
コメント