
タロットカードには「大アルカナ」と「小アルカナ」があり、「ペンタクルの3(スリー)」は小アルカナのカードです。
ペンタクルは「金銭」や「仕事」「物質的な安定」といったテーマを象徴していて、その中で「3」は、物事が形になり始める段階を示しています。
このカードには、建築中の大聖堂で話し合いをしている人たちの姿が描かれています。
職人と僧侶、設計者が協力して何かを築き上げようとしている場面です。
このことから、「チームワーク」や「専門性」「実力の認められ始め」といった意味が込められています。
ここからは、ペンタクルの3が持つ基本的な意味と、正位置・逆位置それぞれが示す解釈について、わかりやすく紹介していきます。
ペンタクルの3が象徴するものとは?
このカードが伝えているのは、「協力することの価値」や「人と力を合わせて何かを築いていくことの大切さ」です。
あなたの中にある才能や努力が、誰かと関わることで形になっていく時期かもしれません。
「自分の力を発揮できる場が整い始めている」とも読み取れます。
また、「目に見える成果が出始めるタイミング」でもあるので、仕事や学び、趣味の分野で「これからが本番」と感じるような状況にいるなら、このカードはその流れを後押ししてくれているサインかもしれません。
正位置で出たときの意味
ペンタクルの3が正位置で出たときは、物事が順調に進み始めている証拠。
とくに、努力や経験が周囲に評価され始めていることを意味します。
チームでの協力がうまくいく
仲間や職場のメンバーと、良い関係を築けている時期です。
お互いの得意分野を活かして、いい結果が出やすくなっています。
実力が認められ始める
これまでの努力が誰かの目に留まり、「あなたってすごいね」と言ってもらえる場面が出てくるかもしれません。
長期的な計画がスタートする
今始めることは、これから先につながる大事な基盤になります。
地に足のついた計画を立てると◎。
実践的な学びが吉
頭で考えるだけでなく、実際に手を動かして経験することが大切です。
インターンや副業を始めるのにも良い時期です。
たとえば、職場で新しいプロジェクトに配属されたり、ゼミでチーム課題が始まったりと、「人と協力する場面」が増えてきたときにこのカードが出たら、それはとてもポジティブな兆しです。
努力が報われる流れの中にいることを伝えてくれているので、自信を持って取り組んでみてくださいね。
逆位置で出たときの意味
一方、ペンタクルの3が逆位置で出た場合は、協力関係や成長のチャンスに、少しズレやもどかしさが出ている可能性があります。
チーム内での連携がうまくいかない
意見が合わなかったり、役割分担が不明確だったりして、ストレスを感じているのかもしれません。
努力が報われないと感じる
頑張っているのに評価されない、または空回りしているような感覚があるときに出やすいカードです。
スキル不足や準備不足が表面化する
知識や技術がまだ足りない状態で物事を進めようとしている場合、「今はもう少し準備が必要だよ」と教えてくれているのかもしれません。
独りよがりになってしまう
協力することの大切さを忘れてしまい、「自分だけで何とかしよう」と抱え込んでしまう傾向も見えます。
たとえば、チームの中で自分の意見が通らなかったり、逆に周りに頼られすぎてプレッシャーを感じているときなどに、このカードが逆位置で出ることがあります。
そんなときは、「一人で完璧を目指さなくて大丈夫」「もう少し周囲と歩幅を合わせてみよう」とカードが伝えてくれているのかもしれません。
ペンタクルの3からのメッセージ
このカードは、「あなたの努力はちゃんと実を結び始めているよ」「でも、仲間とのつながりを大切にしてね」と教えてくれるカードです。
正位置で出たなら、今のあなたは協力や共同作業を通じて成長できるステージに立っているはず。
逆位置であっても、「一人で全部背負わなくてもいいんだよ」「もっと頼っていいし、見直しのタイミングかも」といった気づきを与えてくれる優しいメッセージがあります。
自分の中のがんばりや努力を信じつつ、周囲との関係も大切にしていく。
そんな姿勢が、今のあなたをさらに良い方向へ導いてくれるはずです。
最後に:ペンタクルの3のまとめ
✅ 正位置のペンタクルの3:チームワークがうまくいき、努力が認められ始める時期
✅ 逆位置のペンタクルの3:連携不足やスキルの見直しが必要かも。ひとりで抱え込まないことが大切!
ペンタクルの3は、「成果を得るには一人きりではなく、誰かと力を合わせることがカギだよ」と教えてくれるカードです。
もしこのカードが出たなら、「自分の力+周りのサポート」で、あなたらしい未来を築いていくチャンス。
小さな成功も、誰かとの協力から生まれていくということを、ぜひ心に留めてみてくださいね。
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