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21.世界 意味と解説

21.世界 意味と解説

タロットカードの中で「世界(せかい)」は、大アルカナの最後、21番目のカードです。

このカードには、リースのような輪の中で踊る人物の姿が描かれており、その周囲には四つの聖なる象徴が配置されています。

この絵柄から伝わってくるのは「すべてがつながっている」「ひとつの物語が完結する」といったイメージです。

「達成」や「完成」「調和」「統合」などを象徴するカードであり、人生の大きな節目や成功を意味することもあります。

まさに“世界を手にした”ような状態ですね。

では、そんな「世界」のカードが持つ意味や、正位置・逆位置での読み解き方について、これから詳しくご紹介していきます。

世界が象徴するものとは?

このカードが意味するのは、「完成」「目標の達成」「成功」「全体とのつながり」などです。

一つの物事が区切りを迎え、努力が実を結ぶときに現れることが多いカードで、「これまで頑張ってきたことが報われるよ」と伝えてくれているようにも感じられます。

同時に、「ゴールにたどり着いたからこそ、次のステージへ向かう準備も始まっているよ」という、前向きなメッセージも込められています。

もしあなたが今、何かに真剣に取り組んでいる途中だったり、やり遂げたいことがあるなら、「世界」のカードは、それが良い形でまとまっていくサインかもしれません。

正位置で出たときの意味

「世界」が正位置で出たときは、すごくポジティブな意味を持つカードです。

努力が報われたり、夢が叶ったり、ひとつのサイクルが完了するようなタイミングを知らせてくれています。

目標達成や願いの実現

今まで積み重ねてきたことが、やっと結果として現れてくるときです。

長く続けてきた努力が実を結ぶ可能性が高いです。

満足感と幸福感

心から「よかったな」と感じられるような、深い満足や喜びが味わえる時期。

充実感に包まれるでしょう。

人生の一区切り

物事がきれいに終わりを迎えることで、次へのステップが自然と見えてきます。

「卒業」と「始まり」が同時に存在するような、そんな節目の時期です。

他者との調和・社会とのつながり

一人で抱え込むよりも、誰かとつながることで物事がスムーズに進みやすくなります。

自分の役割や存在意義に気づけるようなタイミングかもしれません。

たとえば、就職活動や転職活動が終わって内定が決まったり、長く続けてきた恋愛が実を結んで結婚の話が出るようなときなどに、「世界」のカードが登場することがあります。

また、趣味やスキルの勉強が「人の役に立つ」段階にまで達する、というような意味でも使われます。

逆位置で出たときの意味

「世界」が逆位置で出た場合は、あともう一歩のところでつまずいたり、何かが足りていないと感じる場面があるかもしれません。

ですが、それは「失敗」というよりも、「完成が遅れている」だけとも言えます。

未完成・途中で止まっている

あと少しで達成できそうなところまで来ているのに、何かが足りずに足踏みしている状態かもしれません。

達成感を感じられない

一応やり遂げたのに、「なんだかモヤモヤする」「満足感が薄い」と感じることもあります。

逃げや投げ出し

物事を中途半端に終わらせてしまったり、頑張るべきところで気持ちが切れてしまいそうな時期です。

視野が狭くなる

世界という広がりのあるテーマに反して、逆位置では「自分のことで手一杯になっている」ような暗示になることも。

たとえば、卒業や退職など「終わり」が近づいているけれど、「まだやり残したことがある」「心の整理がつかない」といった状態のときに出ることがあります。

または、本当はチャレンジしたいのに「自信がない」「タイミングが合わない」と感じて、最初の一歩が踏み出せずにいるときにも、こういった逆位置が出ることがあります。

世界のカードが伝えてくれること

「世界」のカードは、人生の一つのサイクルが完成に近づいていること、そして次の新たなステージが始まろうとしていることを教えてくれます。

正位置なら「もうすぐゴール、そして新しい始まり」、逆位置なら「まだ何か足りない。でも、そこに気づければ必ず進める」

どちらにしても、「今の自分の立ち位置を見つめ直しながら、これからの未来をどう作っていくか」が大切なテーマになってきます。

このカードが出たときは、「ここまでよく頑張ったね」と自分をねぎらいながら、少し先の未来にも目を向けてみると良いかもしれません。

最後に:世界のカードまとめ

✅ 正位置の「世界」:努力の成果が実る! 完成と達成のタイミング。次のステージへの準備も進めて
✅ 逆位置の「世界」:あと一歩が足りないかも? 完成を焦らず、丁寧に仕上げていこう

「世界」は、大アルカナのラストに登場するカードということもあり、まさに“集大成”や“物語の完結”を象徴しています。

でもそれは、「終わり」であると同時に、「新しい始まり」でもあります。

今のあなたの人生がどんな段階にあるとしても、このカードが現れたのなら、「もう一度、自分の努力や流れを信じてみて」と教えてくれているのかもしれませんね。

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