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16.塔 意味と解説

16.塔 意味と解説

タロットカードの中でも、とくにインパクトの強い一枚が「塔(タワー)」です。

大アルカナの16番目にあたるこのカードには、雷に打たれ崩れ落ちる塔の姿、そしてそこから人が落ちていく様子が描かれています。

最初に見たとき「なんだか怖い…」と感じた方もいるかもしれません。

でも、タロットの「塔」は、ただの不吉なカードではありません。

むしろ、変化や目覚め、そして新しいスタートの前触れとして、すごく大切な役割を持っているんです。

ここでは、「塔」のカードが伝えようとしていることや、正位置・逆位置による意味の違いを、順を追って丁寧に解説していきます。

塔のカードが象徴するものとは?

「塔」のカードが象徴しているのは、突然の出来事や予期せぬ変化、そしてそこから生まれる気づきです。

たとえば、今まで信じていたことが一気に崩れたり、大切にしていた考え方が通用しなくなったりするような場面。

このカードは、そうした「ショック」や「混乱」を通して、「本当の自分に気づくためのチャンスが訪れているよ」と教えてくれているんです。

決して、ただ怖がる必要はありません。

むしろ、「今のままではダメだよ」という宇宙からのメッセージを受け取るタイミングとも言えます。

正位置で出たときの意味

カードが正しい向き(正位置)で出たとき、「塔」は次のようなメッセージを持っています。

突然の出来事が起こる可能性

予想もしていなかったような変化やトラブルが起こるかもしれません。

たとえば、人間関係のトラブルや、仕事での急な問題など。

古い考え方が壊れるタイミング

これまで信じていたことが、ガラッと変わってしまうような状況もあります。

でもそれは、必要な変化だったりします。

一度壊れて、新しい始まりがやってくる

崩壊のあとには、必ず新しいステージが待っています。

今は苦しくても、後から「あのときの経験があったからこそ」と思えるようになるはずです。

たとえば、恋人との突然の別れや、進路の変更を余儀なくされるような出来事が起きたときに、このカードが出たなら「今はつらいけれど、これが新しい自分に出会うきっかけになるよ」と背中を押してくれているのかもしれません。

逆位置で出たときの意味

一方で、カードが逆さま(逆位置)に出たとき、「塔」は少し違った角度のメッセージを持ちます。

変化を避けようとしている状態

すでに変化のサインが出ているのに、それを無理やり見ないふりをしていたり、流れに逆らっているかもしれません。

ゆっくりと崩れている状況

正位置が「ドーン!」と一気に崩れるイメージだとすれば、逆位置はじわじわと土台が弱っているような状態。

小さな不調や違和感を放置していないか、見直す必要があります。

自分で変わるチャンスかも

まだ完全に崩れる前に、自分から動くことで被害を最小限にとどめることができる可能性もあります。

たとえば、仕事で「なんとなく違和感がある」「このままでいいのかな?」と感じていたときにこのカードが逆位置で出たなら、「今のうちに見直してみようよ」というサインかもしれません。

恋愛や人間関係でも、「無理して我慢し続けていない?」と、自分の本音を大事にするきっかけになることもあります。

「塔」のカードが伝えたいこと

「塔」は、一見すると怖いカードに見えるかもしれません。

でも、本当は「大きな目覚め」のカードです。

人生には、誰にでも変化のタイミングがあります。

それはいつも、スムーズで優しいものとは限りません。

時には、びっくりするような出来事や、自分が作り上げてきたものが一度壊れてしまうようなことも。

だけど、それは「本当のあなた」に近づくために必要なプロセスなんです。

もしこのカードが出たら、「何かが崩れることで、新しいチャンスが生まれるかもしれない」「変わる勇気を持つときかも」と、受け止めてみてくださいね。

最後に:「塔」のまとめ

✅ 正位置の「塔」:突然の変化や崩壊。でもそのあとに、新しい自分が待っている
✅ 逆位置の「塔」:変化を避けている状態。今のうちに見直すことで被害を防げる可能性も

「塔」のカードは、「今までのやり方を見直して、新しい方向へ進んでいくべき時期がきているよ」と教えてくれています。

最初は少し不安になるかもしれません。

でも、「壊れること」は終わりではなく、「新しい始まり」の準備だということを、忘れないでくださいね。

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