
タロットカードには、「大アルカナ」と「小アルカナ」という2種類のカードがあります。
その中で「魔術師(まじゅつし)」は、大アルカナの中の1番目にあたるカードなんです。
このカードの絵には、片手を空に向け、もう片方の手を地面へ向けている人物が描かれています。
そしてその前には、剣・カップ・ワンド・ペンタクルの4つのアイテムが並んでいて、これは小アルカナに登場する4つのスートを表しています。
この4つがそろっているということは、「必要なものはすでに全部そろっているよ」というサインなんです。
では、「魔術師」のカードがどんなメッセージを持っているのか、正位置・逆位置でどんな違いがあるのかを、順番に見ていきましょう。
魔術師のカードが伝えてくれること
このカードが象徴しているのは、ズバリ「スタートのエネルギー」と「創造力」です。
「やってみたいけど、できるか不安…」そんな気持ちになること、ありませんか?
そんなとき、このカードが出てきたなら、「あなたにはもう十分な力があるよ」と背中を押してくれているのかもしれません。
それだけでなく、「自分の才能を発揮できる」「魅力を伝える力がある」「チャンスをつかむ力もある」といった前向きな意味も込められています。
新しいことを始めようとしているタイミングでこのカードが出たなら、迷わず進んで大丈夫。
運気はあなたに味方してくれそうです。
正位置で出たときの「魔術師」の意味
タロットカードは、正しい向き(正位置)で出るか、逆さま(逆位置)で出るかによって、読み解く意味が少し変わります。
正位置で「魔術師」が出たときは、こんなふうなことを伝えてくれているかもしれません。
何か新しいことを始めるなら、今がそのタイミングです。
「やってみたい!」と思っていたことがあるなら、今こそ行動を起こすとき。
才能やスキルを活かせる
あなたには、すでに十分なスキルや能力が備わっているはず。
自信を持って一歩踏み出しましょう。
コミュニケーション能力が高まる
コミュニケーション運が上がっている時期です。
自分の考えや気持ちを人にうまく伝えられそう。
アイデアがどんどん出てくる
発想力も高まっているので、新しいアイデアがどんどん浮かんできます。
たとえば、就活で自己PRをするとか、アルバイトで新しいことに挑戦しようとしているときにこのカードが出たら、「あなたならできるよ、やってみよう」と背中を押してくれているんですね。
逆位置で出たときの意味は?
一方で、「魔術師」が逆位置で出た場合には、少し注意したいメッセージが込められています。
自信が持てず、せっかくのチャンスを逃してしまうかも
「どうせ無理…」と考えてしまい、せっかくのチャンスをつかめない。
うまく伝えられず、誤解が生まれる
人と話すときにうまく伝わらず、誤解が生まれやすいかもしれません。
才能やスキルを活かしきれない
本来のスキルや魅力を、活かしきれていない可能性があります。
うまい話に騙されやすい
「おいしい話」や「うますぎる誘い」には注意が必要。
落ち着いて判断しましょう。
たとえば、「やってみたいことがあるけど不安で動けない…」と立ち止まっているとき、このカードが逆位置で出たなら、「少し考えすぎてない? 一歩踏み出すことも大事だよ」と、自分自身の心の状態を見つめ直すチャンスかもしれません。
魔術師があなたに伝えたいメッセージ
このカードからのメッセージはとてもシンプルで、「あなたはもう十分準備できてるよ、だから一歩踏み出してみて」というものです。
もちろん、不安な気持ちは誰にでもあると思います。
でも、思い切ってやってみると、意外とスムーズに進むことも多いもの。
逆位置で出た場合は、「自分を疑ってばかりいない?」「チャンスを見逃してない?」といった内側からの問いかけかもしれません。
大事なのは、まず動いてみること。
そして、失敗を恐れすぎずにチャレンジしてみること。
後悔のない選択を、自分でしていけたら素敵ですよね。
まとめ
✅ 魔術師(正位置):新しいことを始めるにはぴったりなタイミング。勇気を持って一歩踏み出してみましょう!
✅ 魔術師(逆位置):不安にとらわれすぎないように。焦らず、でもチャンスは逃さないように気をつけてください。
「魔術師」は、あなたの可能性や創造力を信じていいんだよ、と教えてくれるカードです。
このカードが出たときは、「今のあなたならきっと大丈夫」と、心強いエールを送ってくれているのかもしれませんね。
焦らずに、自分のペースで、でも一歩ずつ進んでいってくださいね。
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