
タロットカードの「ワンドの7(Seven of Wands)」は、小アルカナのカードのひとつです。
「ワンド(棒)」のスートは、情熱・やる気・行動力といったエネルギッシュなテーマを持っています。
その中でも「7」は、戦いの途中にあるような少しハードな状況を象徴していて、何かに立ち向かっている最中、あるいはプレッシャーを受けているようなタイミングを示すことが多いんです。
このカードに描かれているのは、高い場所から必死に他のワンド(棒)と戦っている人物。
周囲のプレッシャーやライバルに囲まれながらも、自分の立場を守ろうとしている姿が印象的です。
ここからは、「ワンドの7」が持つ意味や、正位置・逆位置によって読み取れる内容をわかりやすくご紹介していきますね。
ワンドの7が象徴するものとは?
このカードが象徴しているのは、「プレッシャーの中でも立ち向かう姿勢」「自分の立場を守る勇気」「不安があっても挑む覚悟」などです。
もしかすると今、あなたは何かに追われるような気持ちになっていたり、期待や責任を背負って緊張しているかもしれません。
それでも、このカードは「今は踏ん張りどき!」「周りに流されず、自分の信念を大切にして」と背中を押してくれています。
戦いの真っ只中にいるような感覚を抱えることもあるかもしれませんが、それはあなたがすでに“高い場所”に立っているからこそ起こること。
つまり、今のあなたには、それだけ価値あるポジションや能力があるという証でもあるのです。
正位置で出たときの意味
ワンドの7が正位置で出たときは、以下のようなメッセージが読み取れます。
プレッシャーに立ち向かう時期
周囲からの期待やライバルの存在に押されそうになっても、自分の信じることを貫いて大丈夫。
あなたには、その力があります。
自分の立場を守る勇気
批判されたり、揺さぶられるような場面があっても、逃げずに立ち向かうことで、信頼や成果がついてきます。
緊張感の中にこそ成長がある
多少の不安があるのは当然。
でも、それを乗り越えた先に、大きな達成感が待っているはず。
自分を信じて進もう
周りにどう思われているかを気にしすぎず、自分が信じる道を堂々と進んでOKです。
たとえば、プレゼンや発表の準備をしているときにこのカードが出たなら、「緊張しても大丈夫。その努力はちゃんと伝わるから、自信を持って!」というメッセージとして受け取れそうです。
また、人間関係でちょっとした対立やすれ違いがあったときにも、「自分の気持ちを伝えることを恐れないで」と背中を押してくれるカードになります。
逆位置で出たときの意味
逆位置でワンドの7が出た場合、少し違った角度からのメッセージになります。
プレッシャーに押し負けそうになる
頑張りたい気持ちはあるけれど、周りの勢いに気持ちが追いつかず、疲れてしまっているかもしれません。
自信をなくしてしまう
「本当にこのままでいいのかな…?」と迷ったり、不安になって立ち止まりたくなることも。
逃げたくなる気持ち
トラブルや対立を避けたくて、思わずその場を離れたくなるような心理状態にある可能性もあります。
自分の意見が通らないと感じる
がんばっているのに評価されない、意見が認められない…そんなモヤモヤがあるときにも、このカードは現れます。
たとえば、ゼミやアルバイトで意見が通らなかったときに、このカードが逆位置で出たとしたら「今はうまくいかなくても、自分の気持ちを見失わないでね」と言ってくれているのかもしれません。
また、「ちょっと疲れてきたな…」と感じているときには、「無理せず、自分のペースを大切にして」と、休息の必要性を教えてくれているサインでもあります。
ワンドの7からのメッセージ
ワンドの7のカードは、正位置であっても逆位置であっても、「あなたには乗り越える力がある」ということを思い出させてくれる存在です。
正位置なら、自分の意志を信じて貫くことの大切さ。
逆位置なら、プレッシャーに負けそうになっても、自分の気持ちをちゃんと見つめ直すタイミングだということを教えてくれています。
たとえ今がしんどく感じるときでも、「あなたの努力はちゃんと意味があるよ」「今は試練の時期かもしれないけど、無駄にはならないよ」と励ましてくれるカードなんです。
最後に:ワンドの7のまとめ
✅ 正位置のワンドの7:「今は踏ん張りどき! 自分を信じて戦って大丈夫」
✅ 逆位置のワンドの7:「無理してない? 少し休んでもいいから、自分を責めないで」
ワンドの7は、あなたの中にある「闘う力」や「信念」を思い出させてくれるカードです。
ライバルがいるということは、あなた自身がすでに“選ばれている存在”であるという証拠でもあります。
今、少し壁を感じているとしても、それは「越える価値のある壁」だということ。
もしこのカードが出たなら、自分の気持ちを大切にしながら、一歩ずつ前へ進んでみてくださいね。
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