
タロットカードの小アルカナには「ワンド(棒)」「カップ」「ソード(剣)」「ペンタクル(コイン)」の4つのスートがあります。
その中で「ワンドのペイジ」は、「情熱」や「ひらめき」、「挑戦」などを象徴するワンドのスートの中でも、スタートラインに立ったばかりの若者のようなカードです。
このカードに描かれているのは、鮮やかな服をまとい、空を見上げながらワンドを持つ若者の姿。
どこか好奇心に満ちあふれた表情をしていて、「何かを始めたい」「未来にワクワクしている」そんな気持ちが伝わってくる一枚です。
では、そんな「ワンドのペイジ」がどんな意味を持ち、正位置や逆位置でどう解釈できるのかを見ていきましょう。
ワンドのペイジが象徴するものとは?
「ワンドのペイジ」は、若さや情熱、冒険心、ひらめきなどをテーマにしたカードです。
たとえば、新しい目標を立てたときや、ちょっとしたアイデアが浮かんだときに、このカードが出ると「それ、面白そうじゃない?やってみようよ!」と背中を押してくれるような存在です。
まだまだ経験は浅いけれど、「やってみたい」「もっと知りたい」という前向きな気持ちがあふれているタイミングで、このカードはよく現れます。
ただし、未熟さや衝動性といった面もあるため、「勢いで突っ走らないようにね」と注意を促してくることもあります。
正位置で出たときの意味
「ワンドのペイジ」が正位置で出た場合は、以下のようなポジティブな意味を持ちます。
新しいことを始めるチャンス
何かにチャレンジしてみたい気持ちが芽生えている時期。
新しい趣味や仕事、学びに向けて一歩を踏み出すにはぴったりのタイミングです。
情熱やひらめきが湧いてくる
心の中から「これをやってみたい!」というワクワク感がわいてきそう。
アイデアがどんどん浮かぶかもしれません。
素直な気持ちが大切
経験が少なくても、素直な気持ちや好奇心が力になります。
先入観を持たず、ピュアな心で物事に向き合うことが大切です。
前向きなメッセージが届くかも
誰かから刺激的な話が舞い込んだり、自分にとって良い知らせが届いたりする可能性もあります。
たとえば、新しいプロジェクトに誘われたときに、このカードが出たなら「最初は不安でも、やってみたら成長できそうだよ」と応援してくれているのかもしれません。
また、自分から何かを始めたいと思っているときなら、「その気持ち、正解かも!まずは一歩踏み出してみよう」と、スタートを後押ししてくれるようなカードです。
逆位置で出たときの意味
逆位置で「ワンドのペイジ」が出た場合は、ポジティブなエネルギーが少し不安定になっていることを示しているかもしれません。
落ち着きがなくなる
何かを始めたい気持ちはあるけれど、気持ちばかりが先走って、計画や準備が追いついていない状態かも。
集中力が続かない
あれもこれもやってみたい気持ちはあるけれど、途中で飽きてしまったり、やる気が続かなくなってしまうことも。
未熟さや視野の狭さが出やすい
まだ経験が浅いために、視野が狭くなりがち。「これが正しい!」と決めつけてしまうような面が出てくるかもしれません。
大事なメッセージを見落とす
人からのアドバイスやチャンスに気づかず、スルーしてしまっている可能性もあります。
たとえば、「なんとなく不安だけど、何かを変えたい」という気持ちだけがあるときに、このカードが逆位置で出たら「まずは落ち着いて、自分が本当にやりたいことを整理しよう」と教えてくれているのかもしれません。
また、「いい話が来たけど、本当に自分に合ってる?」と、一度立ち止まって考える必要があるというサインでもあります。
ワンドのペイジからのメッセージ
このカードが出たときに一番大切なのは、「素直な気持ちを大事にしながら、焦らず前へ進むこと」。
やる気や情熱は、人生においてとても大きな原動力になります。
ただし、がむしゃらに動くよりも、少しだけ計画性や落ち着きも意識してみると、物事がスムーズに進みやすくなるはずです。
正位置で出たなら、「思い切って一歩を踏み出すチャンス」。
逆位置なら、「焦らなくても大丈夫。まずは自分の気持ちを整える時間にしよう」。
あなたの中の「やってみたい」という気持ちを大切にしつつ、自分らしいペースで進んでいけたら、それがきっと一番の近道になります。
最後に:ワンドのペイジのまとめ
✅ 正位置のワンドのペイジ:「新しい挑戦にぴったりのタイミング。情熱やひらめきを信じて一歩踏み出してみて」
✅ 逆位置のワンドのペイジ:「焦りや迷いに注意。まずは落ち着いて、自分の気持ちや方向性を整理してみよう」
このカードがあなたに伝えているのは、「好奇心と前向きな気持ちは、未来への扉を開くカギになるよ」ということです。
まだまだ経験は浅くても、「やってみたい」と思う気持ちがあるなら、それはあなたの心が動き出している証拠。
自分の気持ちを信じて、あなたらしい一歩を踏み出してみてくださいね。
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