
ロットカードには「大アルカナ」と「小アルカナ」があり、「ワンドのキング」は小アルカナに分類されるカードのひとつです。
このカードには、堂々と玉座に座る男性が描かれており、手にはワンド(棒)を持っています。
彼の姿はとても力強く、自信にあふれていて、「情熱」「リーダーシップ」「自立心」といったキーワードが浮かび上がってきます。
ここでは、「ワンドのキング」が象徴する意味や、正位置・逆位置で読み取れるメッセージを、わかりやすく紹介していきますね。
ワンドのキングが象徴するものとは?
ワンドのキングは、情熱をもって行動する人、そしてその行動に責任を持てるリーダータイプを象徴しています。
「こんなふうに自分の意志をしっかり持って、人の前に立てたらカッコいいな」と思わせてくれるような、頼れる大人のイメージです。
このカードが出たときは、「自分に自信を持っていいよ」「周りに流されず、あなたの信じる道を進もう」というメッセージが込められていることが多いです。
仕事や勉強でリーダーシップを発揮したいとき、人から頼りにされるようになりたいときにも、このカードはとても力強い味方になります。
正位置で出たときの意味
ワンドのキングが正位置で出たときは、ポジティブなエネルギーに満ちていることを示しています。
自信にあふれ、力強く行動できる
今のあなたは、自分の信じることに向かってまっすぐに進める時期です。
周囲に頼られることも増えるかもしれません。
リーダーシップを発揮するタイミング
グループの中で中心的な存在になったり、誰かを導くような立場になるかもしれません。
責任をもって行動すれば、しっかり評価されるでしょう。
行動力が運を引き寄せる
考えるよりも動くことで、状況は良い方向に進んでいきそうです。
迷っていることがあれば、まずは一歩踏み出してみるのが◎。
周囲を巻き込むパワーがある
あなたが情熱を持って動けば、そのエネルギーが自然と周囲にも伝わります。
一緒に何かをやりたいと思ってくれる仲間が現れるかもしれません。
たとえば、サークルやゼミで企画を任されたとき、このカードが出たなら、「自信を持って引っ張っていけばうまくいくよ」と背中を押してくれているのかもしれません。
逆位置で出たときの意味
ワンドのキングが逆位置で出た場合、その情熱が空回りしたり、コントロールが効かなくなっている可能性を示します。
自信過剰になりやすい
自分の意見が正しいと信じすぎて、周りの意見を無視してしまっているかもしれません。
怒りっぽくなったり、感情が不安定に
情熱が強すぎるがゆえに、イライラしやすくなったり、人にきつく当たってしまうこともあるかもしれません。
無理にリーダーになろうとしている
まだ準備ができていないのに、自分を大きく見せようとしていないか、少し立ち止まって考えてみるといいかもしれません。
周囲と衝突しやすい時期
自分のやり方に固執しすぎると、周りと意見がぶつかりがちです。
協調性を意識することで、関係はスムーズになります。
たとえば、恋愛や人間関係でこのカードが逆位置で出たら、「自分ばかりが主導権を握ろうとしてない?相手の気持ちもちゃんと考えてみて」といったサインかもしれません。
また、就職活動や将来の選択に焦っているときに出た場合、「もっと周りの意見にも耳を傾けて」と教えてくれているのかもしれませんね。
ワンドのキングが伝えてくれること
このカードは、「あなたの中にある情熱やリーダーシップを信じて」と伝えてくれる、力強い存在です。
正位置で出たときは、「今こそ自分の軸をしっかり持って行動を起こすとき」です。
人に頼られたり、評価されるチャンスが巡ってきています。
逆に、逆位置で出たときは、「その情熱が暴走してない?少しクールダウンしよう」と教えてくれているのかもしれません。
どちらの場合でも、「自分らしさ」を活かすことが大事です。
ただし、自信と傲慢さは紙一重。
自分の中の熱い思いを、やさしさとバランスを持って表現していくことがカギになります。
最後に:ワンドのキングのまとめ
✅ 正位置のワンドのキング:リーダーシップと情熱で物事を前に進められる時期
✅ 逆位置のワンドのキング:情熱が空回りしないように、冷静さを忘れずに
このカードが出たときは、「今のあなたには力がある。だからこそ、どう使うかが大切」というメッセージを届けてくれています。
誰かに遠慮して自分の気持ちを引っ込めるのではなく、自分の意思や想いに素直になってみるのもいいかもしれません。
そして、情熱を持ちながらも、周囲との調和も忘れないように。
そんな“芯のある女性”を目指すヒントが、ワンドのキングには詰まっています。
コメント