
タロットカードの中で「ワンドのエース」は、小アルカナの中の1枚で、「始まり」や「情熱の芽生え」を象徴するカードです。
カードの中央には、雲から伸びた手が一本の棒(ワンド)を差し出している絵が描かれています。
この棒は、あなたの内側から湧き上がるエネルギーや、「やってみたい!」という衝動を表しています。
このカードが出たときは、「新しいことを始めるチャンスが来ているよ」「思い切って動いてみよう」というメッセージが込められているんです。
それでは、正位置と逆位置での意味や、どんな場面でこのカードが力を発揮するのか、詳しく見ていきましょう。
ワンドのエースが象徴するものとは?
ワンドのエースは、「情熱」「はじまり」「やる気」などをキーワードに持っています。
たとえば、「最近なんだかモヤモヤしてたけど、ちょっとやってみたいことがある」と感じていたり、「これから新しい環境でスタートする!」というときに、このカードが出ることが多いです。
エネルギーに満ちていて、まだ形にはなっていないけれど、何かが始まろうとしている——そんなタイミングにぴったりのカードです。
もしあなたが「新しいことに挑戦してみたいけど、自信がない」と感じていたとしても、このカードはそっと背中を押してくれる存在かもしれません。
正位置で出たときの意味
ワンドのエースが正位置で出た場合、それは「チャンス到来!」を意味しています。
特に、行動や情熱、何かを始めるエネルギーが高まっているときです。
新しいことを始める最高のタイミング
いまのあなたには、物事をスタートさせる力がしっかり備わっています。
「やってみたい」と思っていたことに、今こそ取り組むべき時です。
やる気や情熱があふれてくる
なにかに対してワクワクしたり、もっと知りたい・成長したいという気持ちが自然と湧いてきそう。
可能性がどんどん広がっていく
このカードは「種」のようなもの。
今はまだ小さくても、育てていけば未来につながっていく力があります。
創造性やアイデアが豊かになる
頭の中にいろんなアイデアが浮かんでくる時期かもしれません。
それを行動に移すことで、面白い展開が生まれそうです。
たとえば、新しいアルバイトを始めるとき、または副業や趣味にチャレンジしたいと思っているときにこのカードが出たら、それは「いま行動に移せばきっとうまくいくよ」というサインかもしれません。
また、人間関係でも「この人と何か楽しいことが始まりそう」というときに出やすいカードです。
まさにスタートの合図です。
逆位置で出たときの意味
一方で、ワンドのエースが逆さまに出たときは、その情熱や始まりのエネルギーがちょっと空回りしたり、停滞気味になることを表します。
やる気が出ない、情熱が湧かない
「やらなきゃ」と思っていても、なかなか気持ちがついてこない…そんな感覚があるかもしれません。
タイミングがまだ整っていない
始めたい気持ちはあるのに、環境や準備が整っていなくて動き出せないこともありそう。
アイデア倒れで終わってしまう
思いつきはするけれど、行動に移すまでいかずに終わってしまう、という可能性も。
焦りや空回りに注意
前に進みたい気持ちが強すぎて、無理に動いてしまい、逆にうまくいかない…なんてことも。
たとえば、引っ越しや転職を考えているけれど、まだ情報が足りなかったり心が決まっていないときにこのカードが逆位置で出ることがあります。
また、「なんとなくやる気が出ない」「周りがどんどん進んでいて焦る」といった気持ちがあるときも、このカードがあなたの内側の状態を映し出しているのかもしれません。
ワンドのエースからのメッセージ
このカードが伝えているのは、「自分の中にある“やってみたい”という気持ちを大切にして」ということです。
正位置のときは、その情熱を信じて動いてみること。
たとえ小さな一歩でも、未来につながるきっかけになるはずです。
逆位置の場合は、「無理して動くのではなく、タイミングを見極めて」と教えてくれています。
いまはインスピレーションを温めておく時期かもしれません。
自分の気持ちや状況としっかり向き合うことで、自然と次のステップが見えてくるはずです。
最後に:ワンドのエースのまとめ
✅ 正位置のワンドのエース:「新しいスタートを切るチャンス!やる気と情熱を信じて動こう」
✅ 逆位置のワンドのエース:「焦らず、気持ちが整うまで準備を。情熱を取り戻す時間も必要です」
このカードは、あなたの中に眠っている情熱や創造性の“種”に光を当ててくれます。
「なにか始めたい」「自分を変えたい」——そんな気持ちを大事にして、少しずつでも動き出してみてください。
あなたの中のエネルギーは、いつでも新しい未来をつくり出す力を持っています。
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